NTT Comは、2011年から提供してきた「Microsoft Dynamics AX on Enterprise Cloud」について、システム詳細設計などの作業負担を軽減する業種/業態別テンプレート5つの追加や、マイクロソフト認定技術者を含むNTT Com現地法人スタッフによる海外拠点での「Dynamics AX」導入サポート、「Enterprise Cloud」と「Microsoft Azure」によるハイブリッドクラウドへの対応を開始する。
機能強化の概要は次のとおり。
(1) 5つの業種/業態別テンプレートの追加
「Microsoft Dynamics AX on Enterprise Cloud」において、5つの業種/業態別のテンプレートを追加。これにより、カスタマイズ作業などの負担を軽減し、業務に最適なERP導入を短期間で実現。
(2) アジア12カ国/地域での「Dynamics AX」導入支援サービスの開始
アジア太平洋圏における実績と「Dynamics AX」認定技術者を活かし、シンガポール・タイ・ベトナムなど、12カ国/地域の拠点にて、現地のビジネスプロセスに関する簡易調査、「Dynamics AX」適合性評価の実施や、現地の各種システムやネットワークに関する相談など、グローバルICT環境構築・運用をトータルに支援。
(3) 「Microsoft Dynamics AX on Enterprise Cloud」のハイブリッドクラウド対応
企業向けの閉域ネットワークサービス「Arcstar Universal One」のオプション機能である「Multi-Cloud Connect」により、従来の「Enterprise Cloud」に加えて、「Microsoft Azure」へ直接接続が可能に。これにより、「Enterprise Cloud」基盤上に構築した「Dynamics AX」およびその他の基幹系アプリケーションと、「Microsoft Azure」環境をシームレスに連携させたシステムを実現。
(4) 「Global Management One」による一元的な運用管理
「Microsoft Dynamics AX on Enterprise Cloud」の運用管理については、NTT Comが提供するグローバル運用管理サービス「Global Management One」で対応。これにより、日本語、英語をはじめとする多言語によるヘルプデスク対応や、ネットワークからハイブリッドクラウド環境、「Dynamics AX」などのアプリケーションまで含めて、グローバルで一元的な運用管理が可能。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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