新バージョンでは、データベースのパフォーマンス改善と24時間監視をサポートするPerformance IQを新たに搭載したほか、データベース技術者向けのナレッジのシェアや情報の集中管理をサポートするDB Team Serverが利用可能になった。
複数のデータベースを単一のツールから管理できる「DBArtisan 2016」の新バージョンでは、新機能Performance IQをプラグインとして追加することで、データベースのパフォーマンスに関連する開発、運用、管理に関する問題にすばやく対処できるようになるとしている。
■Performance IQ
Performance IQは、「DBArtisan 2016」プラグインとして利用できるオプション製品で、データベースのパフォーマンス分析、24時間監視、SQLコードのパフォーマンスに関する問題分析などの機能を提供し、データベース技術者全般のパフォーマンスに関するトラブルを未然に解決できるように支援するという。
・パフォーマンスの検査/分析をサポート:データベースの内部を詳細に調査可能。SQL文から、影響のある入出力、テーブル、インデックスなどの影響をすばやく把握。パフォーマンス改善のための労力を大幅に削減。
・問題を未然に検知するモニタリング機能とカスタマイズ可能なアラート:24時間365日、リアルタイムの待機ベースモニタリングとアラート機能を提供するのに加え、履歴データを使った「タイムトラベル」型のパフォーマンス分析をサポート。問題発生時に遡って情報を分析できる。
・よりよいパフォーマンスのSQLコードを記述可能:記述したSQL文がパフォーマンスにどのような影響を与えるかを可視化し、SQLコードの最適化が可能。
■DB Team Server
DB Team Serverは、データベース管理チームのためのコラボレーション管理インフラ。共有リポジトリでデータソースを共有し、チーム全体でデータベースの開発、運用、管理を効率化できる。
・複数のデータベースの状態を集中的にモニタリング可能:企業における複数のデータベースの状態を一箇所から集中的に管理可能。問題の発生を未然に検出。アラート通知を用いれば、問題が発生したときに即座に特定の担当者に警告するように設定可能。
・コミュニケーションとナレッジの共有を促進:アクティビティストリームにより、チームの状況把握とナレッジの共有を促進。多様なデータベース環境を持つ組織では、技術者の学習曲線を下げ、経験が少ないデータベース管理者でも、エラー発生率を削減可能。
また、エンバカデロでは、今回の「DBArtisan 2016」の販売開始に合わせて、同製品ならびに「Rapid SQL 2016」「DB Optimizer 2016」「DB Change Manager 2016」を含むデータベース開発/管理ツールを搭載したスイート製品「DB PowerStudio 2016」も同時に販売開始する。