「リシテア」シリーズには、就業管理や各種申請業務など、従業員が行う間接業務を支援する従来のラインアップに、人事部門の人事管理や給与管理などの業務効率向上を支援する「リシテアHR/PR Powered by Generalist」が加わる。
日立ソリューションズは、東芝の人財管理ソリューション「Generalist」を2013年から販売してきたが、今回、「リシテア」シリーズとして新たな機能を付加し、「リシテアHR/PR Powered by Generalist」としてラインアップに追加した。
人事部門と職場のシームレスな情報連携によって、人財の育成や活用、人事業務の効率化などをより適切に行えるようになり、従業員や組織の能力を最大限に生かした経営が可能となるとしている。
「Generalist」は、業務運用に合わせた画面編集やさまざまな視点での人事情報の検索、活用などの機能を持つほか、社会保障・税に関わる番号(マイナンバー)に関連する業務の効率化や安全管理を支援しており、約5,500社(2015年1月末現在)への導入実績がある。
「リシテアHR/PR Powered by Generalist」は、これらの機能に加え、従来、人事部門のみが把握していた従業員のキャリア情報を現場管理者に公開する機能などを追加した。
主な特徴は次のとおり。
1. 業務運用に合わせて画面を自由に編集
管理したい人事情報や各担当者の業務運用に合わせて、入力項目の追加や削除、入力チェックを追加した画面をノンカスタマイズで作成、編集が可能。業務でよく使うメニューを追加登録したり、複数の画面を1つの画面に集約したりすることで入力業務を効率化し、適切な入力チェックにより、データ精度の向上を実現。
2. 汎用検索機能による人事情報の活用
人事・給与データは汎用検索機能により、自由な条件や出力項目で検索と出力が可能。昇格候補者などのリスト化や人員統計表などの各種集計、グループ企業を横断した検索にも対応しており、さまざまな視点での経営指標の検索と出力が可能。
3. マイナンバーに対応
従業員とその家族のマイナンバー管理、源泉徴収票などの出力から保存期間終了後の削除までをサポート。また、個人番号の暗号化や各操作における監査ログの取得など、セキュリティ機能も提供。同一サーバー構成、別サーバー構成などニーズに合わせた管理方式での提供が可能。
4. キャリア情報の公開範囲を拡大
従来、人事部門のみが把握していた従業員の職務経験や資格取得、研修・表彰歴などのキャリア情報を現場の管理者に公開することで、人事部門と現場管理者によるタイムリーで最適な人財マネジメントを実現。