コンカーは、主に大企業向けに開発された自社製品の導入実績や蓄積された経験などに基づき、中堅企業(従業員数300名~1,000名規模)、そして、中小企業(300名以下)向けに特化したサービス群、「Concur Standard」シリーズを米国で開発した。特に、「Concur Expense Standard」は、生産性の向上で競争力強化を図る数多くの中堅・中小企業が採用、米国や豪州市場で顕著な伸びを示しているという。
日本でも、モバイルデバイスを用いたワークスタイルの変化やビジネス環境のグローバル化で、中堅・中小企業での経費精算業務の簡素化や管理の効率化、不正経費防止などのガバナンス強化といった間接費改革の機運の高まりを受け、中堅・中小企業向けに「Concur Expense Standard」から提供を開始する。
「Concur Expense Standard」は、経費管理サービス「Concur Expense」で提供されているグローバル対応(多言語、多通貨対応)機能や、監査ルールによる高度な経費管理、および、適正化機能を提供する。
また、オープンプラットフォーム戦略に基づき、9月に提供を開始したApp Centerにも対応し、日本交通グループの「全国タクシー」をはじめ、国内外の出張・経費精算関連の外部サービスやアプリケーションと連携し、出張手配や経費明細情報の入力作業など、日本の中堅・中小企業内の非効率な間接業務の自動化を実現するという。
これにより、中堅・中小企業も大企業並みの「パーフェクトエクスペンス(最高の経費精算体験)」が可能になるとしている。
「Concur Standard」は、中堅・中小企業の限られた人的労力や予算でもスムーズに、短期間での導入を実現するために、セルフサービス型の導入ウィザードを搭載。詳細なマニュアルや、電話によるサポートを行うことで、専門のITスキルなしに導入が可能になるという。
また、今後、「Concur Standard」シリーズを展開する上で、中堅・中小企業にきめ細やかなサービスを提供すべく、ERP/会計システム連携、旅行代理店、販売、導入・サポート支援に関するパートナー施策も順次展開していく。