内部関係者による個人情報の不正利用や外部からのサイバー攻撃による個人情報漏洩、ビッグデータの分析・活用や個人情報の国際間移送についての需要の急増など、今回の個人情報保護法改正の背景にある、技術の進化、国際情勢や脅威の変化などを理解することにより、改正法の趣旨をより深く理解することができるという。
このセミナーでは、改正個人情報保護法を理解するためのポイントや、ビジネスのグローバル化に伴う国境を越えた個人情報の移送やクラウドの利用などについて、単なる条文解説ではなく、現場の視点からの実務的な留意点について解説するとしている。
このセミナーで行われる2つの講演の概要は次のとおり。
1.【基調講演】「改正個人情報保護法のポイントと対応」:ひかり総合法律事務所・板倉陽一郎弁護士
平成27年改正個人情報保護法は、その背景に(1)ビッグデータ・パーソナルデータの利活用と、(2)名簿屋対策の2つがあり、しかも、グローバル対応を含むものであるところから、表面的に改正事項を確認するだけでは理解が困難。講演では、改正個人情報保護法を理解するためのポイントと、当面事業者に求められる対応を概説する。
2.「個人情報保護法改正とビジネスの現場」:デロイト トーマツ リスクサービス・北野晴人シニアマネジャー
個人情報保護法改正によって、ビジネスの現場では実務的にどのような影響が考えられるかを概説。また、ビジネスのグローバル化による個人情報の国境を越えた移送やクラウドの利用にともなうデータセンターの所在地の検討、ビッグデータの活用を考えたインターネットサービスでの同意取得の方法などの視点から、実務的な留意点を説明。
■開催概要
- 日時:2015年12月10日(木)14:30~16:45
- 会場:ベルサール九段(東京都千代田区)
- 主催:デロイトトーマツサイバーセキュリティ先端研究所
- 参加費:無料(事前登録制)
- 定員:150名
- 詳細と申込み: Webサイト
- 申込期間:2015年11月18日(水)~2015年12月9日(水)