ITスキル研究フォーラム(以下、iSRF)は2日、「組込み技術者向けスキル診断 2008年度調査レポート」の速報版を発表した。
iSRFは、IT・組込みエンジニアの人材育成と組織戦略を支援する任意団体で、経済産業省が策定した「ITスキル標準」に準拠したスキル診断システム「ITSS-DS」や、「組込みスキル標準」に基づくスキル診断システム「ETSS-DS」を企業・エンジニアに提供している。
今回発表されたレポートは、2007年9月から2008年7月の間にETSS-DSを受診した組込みエンジニア4,036名のデータを分析する内容となっている。
受診者の総合スキルレベルを0~7の8段階で診断した「総合スキルレベル別に見た技術者の分布」では、エントリークラスを示すレベル2以下の層が全体の51.7%を占めた。前年度レポートの総評でも指摘された全体的なスキル水準の低迷が依然として続いていることを伺わせる結果となった。
設問内容(199〜208問)
- コアスキル診断 72問(全職種共通設問)
- パーソナルスキル/ビジネススキル診断 20問(全職種共通)
- 技術スキル診断(技術要素,開発技術,管理技術) 98問(基本部分)
- 達成度指標診断 9~18問(専門分野ごとに設問設定)
実施要領
- 調査方法
組込みスキル診断システム「ETSS-DS」によるWeb上調査
- データ集計期間
- 企業診断
2007年9月1日~2008年7月31日
- 全国スキル調査2008
2008年6月16日~7月31日
- 企業診断
- データ総数(1と2の合計)
4,036 名
調査結果(2008スキル調査レポート速報版(組込み向け)より抜粋)
総合スキルレベル別に見た技術者の分布
年齢別スキルレベル別の分布
職種別に見た総合スキルレベルの分布
職種別に見た各種レベル値の分布(iSRF定義)
職種別に見た各種レベル値の分布(ETSS定義)
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