新製品は、ソースコードなどからシステム内の資産を可視化し、業務アプリケーション保守の効率化を支援する「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」と、設計書から帳票フォームとテスト用帳票データを自動生成し、帳票開発の効率化を実現する「SystemDirector Enterprise for Report」の2種。また、既存4製品(Java向け、.NET向け、スマートデバイス向け、バッチアプリケーション向け)に関しても、機能を強化している。
新製品と機能強化された製品は次のとおり。
- SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite
- SystemDirector Enterprise for Report
- SystemDirector Enterprise for Java(機能強化)
- SystemDirector Enterprise for .NET(機能強化)
- SystemDirector Enterprise for Smart Device(機能強化)
- SystemDirector Enterprise for Batch(機能強化)
新製品の概要は次のとおり。
1.「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」
従来、開発・保守要員の高齢化や、設計書の欠損のため、SoRの保守や構築には多大な時間や費用が必要だったが、新製品は、ソースコードやシステム稼働状況などを分析し、次のような可視化を実施する。
- 実際に稼働している資産とそうでない資産を一覧化
- コンパイル時の資産間の引用関係(COBOLプログラムにおけるCOPY句の引用など)、実行時の資産間のアクセス関係(プログラムからデータベースへのアクセスなど)を可視化
- 資産の改時に、他の資産にどの程度影響を及ぼすかを可視化
- プログラムの複雑度を数値として可視化
- 同一資産間でどの程度ソースコードに重複があるかを分析し、クローンコードの所在を可視化
2.「SystemDirector Enterprise for Report」
従来の帳票開発では、開発者が設計書から帳票フォームやテスト用帳票データを開発してユーザーにプレビューの確認を依頼をしていた。また、設計書を変更するたびに、帳票フォームやテスト用帳票データの作成からやり直す必要があった。新製品は、帳票レイアウト仕様書に定義された情報から、帳票フォームとテスト用帳票データを自動で生成し、迅速な開発を支援する。