NRIは、2015年の夏以降、NRIセキュアへ「SAP S/4HANA」の導入を進めてきたが、このたび、「SAP S/4HANA Enterprise Management」の販売開始から約4か月でシステムの稼働に至ったという。
早期に導入が完了した背景には、NRIがSAP本社やインドの開発チームと共同で実施した「SAP S/4HANA」のベータ版評価プロセス(SAP Co-Innovation ProgramとPre Validation Program)を経て、構築ノウハウを早くから蓄積したことが挙げられるとしている。
NRIセキュアは、「SAP S/4HANA Enterprise Management」を自社の購買、販売、プロジェクト管理、財務会計、管理会計、固定資産管理の領域に適用したことで、「業績把握のリアルタイム化」と「業務の効率化」を実現したという。具体的な導入効果は次のとおり。
・全業務データを「SAP S/4HANA Enterprise Management」に集約することで、業績把握を従来の月次からリアルタイム化
・紙を用いた業務フローの全廃と、電子承認による単純化された業務フローの導入によって、業務を効率化
・SAPの経費精算業務SaaSソリューションのConcur(コンカー)を採用し、スマートフォンなどモバイル環境から社内の経費精算を行えるようにしたことで、場所や時間の制約なしに精算業務を実現
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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