最新の「SharePlex」は、本番データベースに影響を与えることなく、ほぼリアルタイム、実証済みのSAP HANA、Teradata、そしてEnterpriseDB Postgresにデータを複製することで、データベース移行やアップデートに費やす時間を抑え、移行時のリスクを削減、イノベーションをさらに加速させるレポーティングや分析主導の活動により多くの時間を割り当てられるよう支援するという。
Microsoft SQL Server、SAP ASE、Java Message Service(JMS)、SQL、XMLファイルに加え、今回、新たにSAP HANA、Teradata、EnterpriseDB Postgresへの対応が追加され、ターゲット環境としてサポートを行い、他のデータベース レプリケーション ソフトウェアの半分のコストで実行が可能になるという。
最新版「Dell SharePlex」の特徴は次のとおり。
- 従来のOracle間レプリケーションを越えて、SAP HANA、Teradata、EnterpriseDB Postgresへのサポートを追加
- サポートプラットフォームの拡張は、費用対効果の高いゼロインパクト・データベース移行を確保しつつ、組織に俊敏性と柔軟性を提供
- 分析データベースのサポートは、企業の分析主導を前進させ、インメモリデータベースによるパフォーマンスの向上を提供
発表では、最新版の「Dell SharePlex」は、次のような利点をもたらすとしている。
・分析主導のイノベーションを促進
機能性を損なわず、洗練された分析環境の新しいアプリケーション導入を進める際、運用コストの削減、コスト効率の高いデータベースの選択、オンプレミスかクラウドか、またはオープンソースの活用を検討することになる。「SharePlex」が幅広いデータベースプラットフォームに対応することで、組織は単一のプラットフォーム統合依存から開放され、より低コストでビジネスと分析目的に添ったさまざまなデータベースの展開が可能になる。
・ヘテロジニアス環境にわたるゼロインパクト移行の提供
会社の規模を問わず、移行先がいずれでも、データベースインフラの変更は重要事項となる。新しい本番データベースをオンプレミスあるいはクラウドに展開する場合、また、レポーティングや分析用途のためにデータをオフロードする際に、「SharePlex」は、ミッションクリティカルなアプリケーションの高可用性を確実にしながら、Oracleデータの複製を実現する。これにより、ダウンタイムを劇的に削減し、本番環境にインパクトを与えず自由に導入テストが行えるようになり、ITチームにとって、移行スケジュールのコントロールが容易となる。