「MOTHER」は、クラウドサービスやオンプレミスによるITインフラの統合管理を実現するマネージドサービスで、クラウドにもオンプレミスのシステム運用と同レベルの障害監視・性能分析・運用自動化などITインフラの管理、運用を支援する機能を提供しているという。
今回、新たに拡充されたメニューと機能は次の3つになる。
1. 運用の自動化サービス:システムに対する操作(アクション)を、定められたスケジュールや障害検知などのタイミング(トリガー)で実行できる新サービス。このサービスを活用して運用作業の一部をアクティビティ機能として登録することで、運用業務を自動化できる。これにより、手動作業の軽減を実現し、業務効率の改善と運用作業の正確性向上が可能になる。
2. 対応プラットフォームの拡充:「MOTHER」で管理できるプラットフォームとして、従来のAWSに加え、VMware社が提供するオンプレミス「vCenter」と、TISが提供するクラウドサービス「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service」が加わった。これにより、オンプレミスや複数のクラウドサービスのITインフラを一元管理できるようになり、個別管理による運用業務の煩雑さの軽減や、業務効率の改善が可能になる。
3. 管理権限のセキュリティ強化:「MOTHER」のポータル画面からできる管理権限の設定のセキュリィティを強化。ポータルを操作する端末のアクセス元IPアドレスの指定や、各種サービスおよび機能ごとの許可・禁止の権限の詳細が設定できるようになり、その権限を各ユーザーに合わせて適用できるようになった。これにより、顧客企業のセキュリティポリシーに沿った活用が可能になる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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