発表されたのは、BIG-IP 12.1、BIG-IQ 5.0、iWorkflow 2.0の最新製品群で、これにより、アプリケーションのセキュリティ、管理、オーケストレーションがさらに進化し、ハイブリッドクラウドへの対応を加速するとしている。BIG-IPソフトウェア バージョン12.1は提供開始しており、BIG-IQ Centralized Management 5.0、およびiWorkflow 2.0は、2016第2四半期の提供を予定。
今回発表されたソリューションは次のとおり。
・BIG-IP 12.1ソフトウェア:オンプレミスおよびハイブリッドのクラウド環境に向けて、アプリケーションサービスを強化されたパブリッククラウドとの一体化およびさらに洗練されたセキュリティポリシーとともに提供。詳細な分析と幅広いデバイスIDの追跡を可能にする、カスタマイズ可能な独自のボット検出手法を備えたBIG-IP Application Security Manager(ASM)を通じて、Webアプリケーション防御機能をさらに高めた。
・BIG-IQ Centralized Management 5.0:BIG-IP製品の運用を簡素化する視認性、レポート機能、ライセンス管理機能、管理機能を備え、最新版では、さらにBIG-IP Access Policy Managerにも対応。アプリケーション配信、セキュリティおよびアイデンティティ管理を、1つのフレームワークにより集中化されたロールベースの管理機能で提供。また、最大200の物理および仮想デバイスにおける管理、アップデートおよびアプリケーション サービスの設定を同時に行い、最大5,000件のBIG-IPライセンスに対応することが可能になった。
・iWorkflow 2.0:Cisco ACIやVMware NSXなどのSDNを中心としたソリューションによってF5のサービスのオーケストレーションを実現するとともに、Ansible、Chef、PuppetなどのベンダーによるDevOpsツールを使った継続的な展開シナリオを可能にする。仮想アプライアンスとして利用できるiWorkflowは、BIG-IPソリューションによるアプリケーション配信ポリシーを展開するための、ハイブリッドクラウドを含むさまざまなIT環境に対応したマルチテナントソリューション。