キヤノンITSは、ボーメトリック社との間で、エンタープライズ向け暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の国内販売契約を締結し、1月から販売を開始した。今回、エンタープライズ向け暗号化ソリューション事業の国内販売・サポート体制を整備し、5月下旬から本格的に事業展開していくという。
キヤノンITSは、アプリケーションがオンライン稼働中でもデータを暗号化できるボーメトリック社の革新的な特許技術「Vormetric Live Data Transformation」を搭載した、暗号化ソリューション「Vormetric Data Security Platform」の新バージョンを今秋から提供する。
企業や団体がデータ暗号化を導入運用する上での大きな課題は、データ暗号化に伴うアプリケーションやサービスの停止になる。「Vormetric Live Data Transformation」は、導入時の初期データ暗号化、および暗号鍵変更などのメンテナンス時の再暗号化をアプリケーションやサービスを停止せずに実行でき、高トランザクションを伴う大規模データベースやIoT・ビッグデータにも対応可能で、パブリッククラウド環境でも利用できるという。
また、「Vormetric Data Security Platform」の機密データ保護のための機能を強化するとともに、クラウド環境向けの製品で、従来の「Amazon Simple Storage Service(S3)」「Box」に加え、 新しく「Caringo」にも対応している。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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