ネオアクシスの「Toolbox」は、IBM iで広く使われている保守/運用ツール製品。一方、エヌワークの「CYBER GENIUS」は、 エージェントレスでシステム監視を実現するマルチプラットフォーム対応製品で、監視対象は、Windows、AIX、Linuxの他、SNMPに対応した通信機器の稼働状況を監視することが可能な製品だという。
「Toolbox システム監視」は、 ネオアクシスが開発したIBM iを監視するための「IBM i監視エージェント」と、「CYBER GENIUS」を連携させることで、IBM iを含むマルチプラットフォーム環境下のさまざまなネットワーク上の機器類の監視を可能にする。
このエージェントによる連携により、従来から「CYBER GENIUS」が持つ監視情報以外に、IBM i上のサブシステムやジョブの死活状況、ファイルやプログラムのロック状況等、さまざまな状況を監視し、変化や異常をシステム管理者等に通知することが可能になるとしている。
「Toolbox システム監視」の特徴は次のとおり。
・マルチプラットフォームで豊富な監視項目:監視対象は、IBM iを含め、Windows、AIX、Linux等が搭載されたサーバのほか、ルータやスイッチ、UST等のネットワーク機器が対象。監視項目は、各サーバで稼働するシステムサービスやDBMSの死活状況、システムリソース(CPU使用率、ディスク容量等)の状況等、多岐にわたる。
・多彩なアラート機能:監視項目ごとに、死活状況や容量変化状況を、予め設定したしきい値でアラート通知を行う。アラートは、メール送信や警告表示灯(通称「パトライト」)の点灯等で通知するほか、プログラムの実行も可能。
・便利なレポート機能:Excel形式の月次報告用テンプレートを用意しているので、報告書に出力したい監視データと期間を指定することで、簡単な手順でグラフに展開した見易いレポートを作成することが可能。
また、「システム監視」のメリットは次のとおり。
・異常の早期検知が可能:「Toolbox システム監視」の導入により、自動的に一定間隔で状態を監視するため、早期に異常の検知が可能になる。しきい値で監視する項目は、その値によって「注意」「危険」等のアラートレベルを設定することが可能。
・運用レポートが容易に作成可能:蓄積した監視データから、システム稼働状況のレポートを容易に作成でき、レポート作成にかかる作業工数を大幅に削減できる。また、定期的に採取したデータを運用レポートとして参照することで、システムの運用状況を把握することができ、システムの不調の早期発見に繋がる。