発表されたFNETSのSDNソリューションとA10のクラウドプロキシソリューションの連携・制御により、Office 385利用時のネットワークの負荷によるパフォーマンスの低下を解消し、快適なネットワーク環境を実現するという。
Office 365などのクラウド上でアプリケーションを利用する際は、1人のユーザが大量のセッションを同時利用するため、通信負荷がプロキシサーバに集中し、トラフィックの増加、サーバ、ネットワークのパフォーマンスが低下するといった通信負荷課題が生じるという。
A10のThunderシリーズが提供するクラウドプロキシソリューションを用いることで、登録したURLリストをキーとしてクラウド上のアプリケーションのトラフィックを認識し、通信負荷の軽減を可能にした。
また、Office 365は不定期にドメインの更新が行われるため、管理者は日々更新の有無を確認し、URLリストの変更作業を行うといった運用負荷課題があったが、今回新たにFNETSが提供するSDNソリューションにより、ドメインの更新状況を確認し、更新があった場合にはA10のThunderシリーズの設定を自動化することで、運用負荷の軽減も実現したという。
このソリューションでは、富士通のSDNコントローラである、「FUJITSU Network VELCOUN-X(VELCOUN-X)」とA10のThunderシリーズ、およびFNETSのSDNアプリケーションによって、ネットワークの可視化、利便性向上を実現する。なお、このソリューションは、Office 365だけでなく、さまざまなクラウドサービスへの展開も可能だという。