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HPE、エンタープライズ機能を備えた中小規模向けスケーラブルストレージを発表

「HPE StoreVirtual 3200」――ソフトウェアデファインドのスケーラブルストレージ

 「HPE StoreVirtual 3200」は、ソフトウェアデファインドストレージ「HPE StoreVirtual」テクノロジーをベースとした、スケーラブルな次世代ストレージシステム。「HPE StoreVirtual 3200」は、スケールアップとスケールアウトの2次元のスケールが可能で、将来的な需要に応じて規模を拡張可能。

 また、64ビットのARMテクノロジーベースのコントローラーと、スナップショット、シンプロビジョニング、レプリケーションなどの高度なストレージデータサービスを備え、中小規模のユーザーにかつてない低価格帯で高機能を提供する。

  ・StoreVirtualエコシステムが実現するデータ連携のビジョン

 「HPE StoreVirtual」およびVSAソフトウェアは、さまざまな製品にソリューションとして組み込まれ、製品提供されている。「HPE ProLiant」サーバー、「HPE Hyper Converged 250/380」、「HPE Synergy」の形で提供され、これらの製品間でデータをシームレスに連携する。

 同一のソフトウェアデファインドストレージを使用することで、システムワークロードに応じたデータの移動を可能にし、常に最適な環境を実現する。

 ・エンタープライズレベルの高可用性と高速化を手軽に実現

 「HPE StoreVirtual 3200」は、SDSテクノロジーがもたらすネットワークRAID機能やオンラインファームウェアアップグレード機能により99.999%の可用性を実現。また、状況に応じてフラッシュと自動階層化機能を活用し、効果的にアプリケーションの高速化を実現可能だ。

 I/Oの変動に対して、データを動的に適切なメディアに移動し、高速化を図ることで、ワークロードの変化に対応できる。この機能は、サーバー仮想化システムやコラボレーションシステム等の生産性向上アプリケーションに最適。

 さらに、「HPE OneView」で提供されるフレームワークを採用し、直感的なユーザーインターフェースにより、学習なしで数分以内に導入可能で、専門知識を持たなくても手軽に使用できる。

「HPE MSA 2042」――エントリーストレージにフラッシュを搭載した新モデル

 「HPE MSA 2042」は、800GBのソリッドステートドライブ(SSD)を搭載し、SSD自動階層化・データ保護機能を含む全ての機能が含まれたソフトウェアライセンスにより、エンタープライズ機能を提供。また、「HPE ProLiant」サーバーのユーザー向けに簡単な操作性を実現しており、「HPE MSA」ファミリー全ての製品で、共通のユーザーインターフェースを提供。

 搭載されたSSDは、リードキャッシュアクセラレータとしても、リード/ライト性能向上のためのSSD自動階層化としても利用可能。SSD自動階層化機能は、ホットデータを自動でSSDに再配置する階層化エンジンを採用しているため、リアルタイムで性能を最適化する。

 「HPE MSA 2042」により、SSDを使用しない構成と比べ、1秒あたりのデータベーストランザクション数が最大約60%向上、応答時間が最大約80%向上するため、データベースなどのアプリケーション高速化を希望する場合に最適。

 また、標準搭載された最大512のスナップショットと、リモートレプリケーションを使用することで、低コストでデータ保護が可能となり、ビジネス継続性の向上を支援。また、これらの設定は、ウィザードによりGUIから容易に設定できる。

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