2015年11月に総務省の自治体情報セキュリティ対策検討チームが発表した「新たな自治体情報セキュリティ対策の抜本的強化に向けて(報告)」では、自治体の情報システムにおけるサイバー攻撃への抜本的対策として、インターネット接続が可能なネットワークとLGWAN(総合行政ネットワーク)接続を行うネットワークを分離することで、LGWAN内のシステムの安全性を高めることになっており、すべての自治体で対応を迫られている。
インターネット接続環境からメールやインターネットを経由して取得したファイルについては、マルウェア等に感染されていない状態(「無害化」された状態)でLGWANに持ち込む必要があるが、システム強靭性向上に最適なファイル無害化ソリューションが市場に存在しておらず選択肢がない状態だという。
「ESS FileGate」は、自治体の情報システム強靭性向上に最適なファイル無害化ソリューションだとしている。「ESS FileGate」の特徴は次のとおり。
・文書の内容を二重で画像化処理する方法で無害化処理を行うため、マルウェアに感染したファイルを確実に無害化することが可能。
・文書の印刷機能を使用するため、Word、Excelなどのオフィス文書はもちろん、CADソフトで作成された設計図面、画像編集ソフトで作成されたイラスト図版など、印刷が可能な文書であればファイル形式を問わず無害化。
・Windows OSのクライアント端末からだけでなく、仮想デスクトップ環境(VDI)上からの無害化処理にも対応(LinuxベースのVDIを含む)
・インターネット接続環境とLGWAN環境のゲートウェイとして設置することで、紛失リスクの高いUSBメモリ等可搬媒体を使用する必要がない。
・ファイル持ち込みの際に上長承認のプロセスを徹底するワークフロー機能を同梱。
・文書の無害化によるLGWANへの持ち込みだけでなく、LGWAN側からインターネット接続側へのファイルの持ち出しについても対応。