「DataSpider Servista」は、2002年以来、SAP社製品専用の接続アダプタを提供してきたが、今回、23年ぶりのSAP社のERP製品のアーキテクチャ刷新に対応し、第4世代のERPである「SAP S/4HANA」に対応する専用アダプタを提供開始する。
直感的に操作できるGUI開発環境によるプログラミング不要の開発、多種多様なシステムやデータを連携させて活用できる「DataSpider Servista」の「つなぐ」技術により、SAP社の新世代のERP製品においても、引き続きデータ連携ニーズに対応するとともに、「SAP S/4HANA」が提供する革新的な企業情報システムの可能性を、「DataSpider Servista V4」からも活用可能にしたとしている。
「DataSpider Servista V4」は、各IoTサービスとの連携機能の強化、クラウドサービスをハイブリッドに活用できる接続アダプタの拡充、IoT連携に求められる大容量データの高速処理機構の実装に加え、ITをより効果的に活用できるエンドユーザーコンピューティング(EUC)を支援する機能を強化するなど、IoT時代に必要な機能を提供するデータ連携プラットフォームだという。
「DataSpider Servista 4.0 SP2」の機能強化点は次のとおり。
・SAPとの連携機能の強化:「SAP S/4HANA」への接続に対応([SAPアダプタ][SAPテーブルクエリアダプタ])/SAProuterを経由したSAPシステムへの接続をサポート([SAPアダプタ])
・Webサービスへの接続機能の強化:[Webサービスアダプタ] クライアント証明書が必要な接続先への接続に対応/Webサービス実行処理で、添付ファイル付きSOAPメッセージ(MIME)の送受信ができる機能を追加
・新バージョンDataSpider BPM 2.4への対応:[DataSpider BPMアダプタ] DataSpider BPM 2.4への接続に対応
・JMSによる接続機能の強化:[JMSアダプタ] ワンフェーズコミットのトランザクション処理に対応/JMSプロバイダが提供するJMSライブラリを使用可能に
・その他機能強化:[FTPトリガー] SFTP接続にも対応/[DataSpiderファイルシステム] システムマウントを変更可能に