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日本オラクル、SPARCのテクノロジーをクラウドにも展開する新たな「SPARC S7」製品群を発表

  2016/10/12 15:15

 日本オラクルは、新しい「SPARC S7」マイクロプロセッサをベースに構築されたエンジニアド・システム、サーバー製品、およびSPARCベースのクラウド・サービスを提供開始すると発表した。

 今回追加されるサーバー製品は、シリコン・セキュアド・メモリやデータ・アナリティクス・アクセラレータなどのソフトウェア・イン・シリコン機能を備えた、革新的な4.27GHz、8コア/64スレッド「SPARC S7」マイクロプロセッサをベースに構成されている。

 これにより、さまざまな規模のアプリケーションをSPARCプラットフォーム上で、業界最高のコアあたりの効率で、かつ手頃な価格で実行できるようになるという。既存の商用およびカスタム・アプリケーションが新しいSPARCベースのサーバー上で実行でき、セキュリティ、効率性、シンプルさが飛躍的に向上するとしている。

 新しいSPARCプラットフォームの主な特徴は次のとおり。

 ・容易なセキュリティ設定

 SPARCプラットフォームに新たに追加される製品・サービスは、セキュリティとコンプライアンスを前提に設計されており、シリコン・セキュアド・メモリ機能を利用してマルウェア攻撃やプログラミング・エラーに対応。2%未満のパフォーマンス・オーバーヘッドで、幅広い種類の暗号化方式とハッシュを使った完全に暗号化されたクラウドが構築できる。

 これ以外にも、検証済みブート、未承認の変更を防止する変更不可能なコンテンツ、セキュアなアップデートの適用、ハードウェアとソフトウェアの一体的な提供によってセキュリティはさらに強化される。

 ・飛躍的な効率向上

 プロセッサに実装されたデータ・アナリティクス・アクセラレータと、それを使うためのオープンなAPIを利用することで、業務システムにおける分析やビッグデータ分析、クラウド・アプリケーションでの分析性能を10倍まで向上。これにより、SPARCプラットフォーム群に新たに追加される製品・サービスは、レイテンシーとコストを低減させることができる。

 最適化された「SPARC S7-2サーバー」および「SPARC S7-2Lサーバー」は、x86サーバーとの比較で、コアあたりの効率で2倍、コアあたりのJavaパフォーマンスの効率で1.7倍、コアあたりのデータベースOLTPパフォーマンスの効率で1.6倍の性能と、トラフィックを多用する分析およびクラウド・アプリ向けに2~3倍の帯域幅を提供。

 ・明快なシンプルさ

 オラクルのエンジニアド・システム製品群に新たに加わった「Oracle MiniCluster S7-2 Engineered System」は、基幹システムで最も困難な課題となるセキュリティとコンプライアンス、高可用性、パッチ適用と管理、パフォーマンス・チューニングを大幅に簡略化。標準プラットフォームやOSの必要性を排除し、セキュリティおよびデータベース管理に要する時間と労力を削減できるエンジニアド・システムを利用することで、企業に以下のメリットを提供する。

  • セキュリティの専門知識を必要とせずに、システムのセキュリティをデフォルトで確保
  • コンプライアンスの監視と監査を自動化することで、長期間にわたってシステムを安全な状態で維持
  • ハードウェアとソフトウェアに組み込まれた高可用性オペレーションのメリットを活用することで、サービスを容易に回復
  • シンプルなフルスタックのパッチ適用によって、最新のソフトウェアとセキュリティ強化を実装し、プラットフォームを常に最新の状態に維持
  • 自動パフォーマンス・チューニングにより、データベースとアプリケーションのパフォーマンスを強化

 今回提供を開始する、製品とサービスは次のとおり。

   ・「Oracle MiniCluster S7-2」:「Oracle SuperCluster」の性能とセキュリティのメリットを中規模コンピューティングにまで拡張する、ミッドレンジのエンジニアド・システム。「Oracle SuperCluster M7」との間でアプリケーションとデータベースの完全な互換性を持つ「Oracle MiniCluster」を導入することで、コモディティ・ソリューションと同等のコストで、コストパフォーマンスに優れたシステムを構築できる。

 「Oracle MiniCluster S7-2」は、マルチテナント・アプリケーションおよびデータベース集約、リモート・オフィスや支社オフィスでの利用、テスト・開発環境などの多岐にわたるニーズに対応するように設計されている。

 ・「SPARC S7-2/2L」サーバー:「SPARC M7」および「SPARC T7」のポートフォリオを拡充するローエンドのサーバー製品群。これにより、魅力的な低価格でスケールアウトとクラウド・ワークロードに対応できるようになる。2ソケットの新しい「SPARC S7」サーバーには、コンピュート、またはストレージとI/O密度のいずれかに最適化された異なる構成オプションが用意されており、マルウェア攻撃防止、暗号化、データ分析の高速化を実現するソフトウェア・イン・シリコンによるオフロード機能が搭載されている。

 ・「Netra SPARC S7-2」:新しい「SPARC S7」マイクロプロセッサのテクノロジーを通信業界向けに適用した新製品。

 ・「Oracle SPARC Cloud Service」:SPARCテクノロジーをクラウドでも利用できる、SPARCベースの新たなクラウド・サービス。「Oracle SPARC Cloud Service」は、シンプルでセキュア、効率的なコンピューティング・プラットフォームをクラウドで提供することを目的に設計されている。オラクルのIaaSの新サービスとして提供される「Oracle SPARC Cloud Service」により、企業はエンタープライズグレードのクラウド・プラットフォーム上で、多様なアプリケーションを迅速に開発・導入できるようになる。

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著者プロフィール

  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

    「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。


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