キヤノンITSとコベルコシステムは、キヤノンITSのJavaによる柔軟なオープン開発が可能な「Web Performer」と、 コベルコシステムの製造業に特化したSAP ERP対応テンプレート「HI-KORT」、およびこれらをクラウドで提供するSAP社のクラウド実行・開発基盤「SAP HANA Cloud Platform」を連携させたソリューションの提供する。この基幹連携ソリューションにより、製造業を中心とする顧客企業における柔軟性と俊敏性を兼ね備えた基幹業務システム構築を支援していくという。
基幹連携ソリューションを導入することで、SAP ERP上での過度な追加開発を抑制することができ、企業活動に必要な業務機能はクラウド環境下で柔軟にアプリケーションを開発することが可能だという。企業における業務の標準化は「HI-KORT」で構築し、企業の強みとなる独自業務機能のアプリケーションは「Web Performer」を用いてコストを抑えた高速開発を実現するとしている。
基幹連携ソリューションの提供については、キヤノンITSは「Web Performer」のシステム導入、システム開発を担当する。コベルコシステムは「SAP HANA Cloud Platform」および「HI-KORT」のシステム導入、システム開発を担当する。
キヤノンITSは、今回の基幹連携ソリューションに加え、アジャイル開発をベースとした「共創型開発」を推進する超高速開発支援サービスなどをマーケットに対し強力に提案しながら、Webアプリケーション自動生成ツール「Web Performer」を拡販していくという。