株式会社アプレッソ(代表取締役社長:小野 和俊)と株式会社テラスカイ(代表取締役社長:佐藤 秀哉)は、クラウド型データインテグレーションサービス(iPaaS)として「DataSpider Cloud」を共同開発し、2017年1月22日(日)よりサービスを提供開始すると発表した。
これまでもアプレッソとテラスカイは協業をしてきた。アプレッソは国内EAIツールで強い地位を確保しているデータ連携ソフトである「DataSpider」、テラスカイは「SkyOnDemand」として、クラウドやオンプレミスのデータ連携ソリューションを展開してきた。アプレッソは「DataSpider」をテラスカイにOEM供給するとともに、テラスカイグループは「DataSpider」にセールスフォースやAWSなどとのアダプタを提供するなどの協力関係にあった。
今回「DataSpider Cloud」として、あらためて共同開発に踏み切った背景には国内外の顧客のiPaaSのニーズの高まりがあったという。
またアプレッソはセゾン情報システムズの100%子会社として北米市場に拠点を作るなどの展開をおこなっており、「DataSpider Cloud」として海外市場での販売網を強化するという戦略的意図もあるという。
「DataSpider Cloud」の特長としては、以下の点だという。
・100%クラウドネイティブ
・AWS、Salesforce、kintone、Microsoft Azure、Googleなど豊富なプラグイン
・北米、中国、ASEAN地域に開発、販売、サポート拠点
・ブラウザのみでプラグイン無しのNativeクライアント
・「Thunderbus」による手軽なオンプレミス接続が可能
「DataSpiderの2800社の導入実績を元に、初年度は500社への導入を目標にしている。まず1月にV1.0としてサービスインし、2017年8月をめどにv1.1で多言語対応やThunderbus、2018年1月にはV2.0として次世代エンジンへ刷新していく予定。」(アプレッソ 小野社長)
「iPaaS分野でガートナーのマジック・クアドラントにポジションされているとはいえ、まだニッチプレーヤー。今後地位を高めグローバル展開しようという(アプレッソ社長の)小野さんからの提案があった。これまでもパッケージとして提供を受けてきたが、今後のクラウド相互の連携のためにエンジンそのものも再開発することになった。」(テラスカイ 佐藤社長)
提供方法としては、DataSpider Cloudはアプレッソが主幹となり提供し、テラスカイ、NTTソフトウェア株式会社、株式会社セゾン情報システムズをはじめとするDataSpider Cloudの代理店が販売していくという。
■サービス提供価格
【初期費用】
・サービス申込み費用(環境構築、設定費用)
‐DaDataSpider Cloudの環境毎、初回のみ \600,000
【月額費用】
・サービス料金
‐Entryライセンス \120,000
‐Basicライセンス \200,000
‐Advanceライセンス \300,000