このパートナーシップの一環として、JSOCは分散型サービス妨害(DDoS)およびWebアプリケーション攻撃に対する24時間365日の監視、分析、運用支援を通じて、顧客企業のセキュリティインシデント対応をサポートするという。このMSSサービスはアカマイによって認定されたJSOCのエンジニアによって提供され、業界をリードするラックのネットワーク監視サービスに追加される。
アカマイが2016年11月に公開した「インターネットの現状-セキュリティ」によれば、2016年第3四半期と、1年前の2015年第3四半期との比較において、DDoS全体の攻撃件数は71%増加しており、100Gbpsを超える大規模なDDoS攻撃の件数も2.38倍増となった。日本国内においても、大規模なWebへの攻撃が増加し始めているという。
ラックはこのような状況を予見し2013年3月にアカマイとの協業を開始し、アカマイのソリューションの拡販に取り組んでいるが、ラックが提供する緊急対応サービス「サイバー119」におけるWebサイトの被害相談が増加していることを受け、アカマイとの連携をさらに強化するという。
ラックは、今回のJSOCによるMSSサービスの提供だけではなく、サイバー救急センターやセキュリティ診断、セキュリティ人材育成といった多方面での連携を順次強化し、官公庁・企業・団体等のセキュリティ対策を支援していくとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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