「Actifio CDS」や「Actifio Sky」は、分散する本番環境のデータから生成した仮想コピーデータを統合管理することで、企業内のデータ量の増加を最小限に抑え、またバックアップのための運用負荷を軽減するもの。
これにより、企業はデータの肥大化で増加していたストレージ投資などのシステム導入コストを低減することが可能になるという。また、「Actifio」製品と日立ソリューションズが提供する大規模なITインフラの構築や運用ノウハウを基にしたコンサルティングを組み合わせ、インフラ投資コスト全体で約40%の削減効果が期待できるとしている。
「Actifio」を活用したソリューションの特徴は次のとおり。
1. 仮想コピーデータを統合管理しシステム導入コストを低減
管理対象データの差分のみを本番環境から取り込み、独自の重複排除、データ圧縮機能により、仮想コピーデータを統合管理することで、バックアップ用のストレージ使用量を削減し、システム導入コストを低減。
2. 災害対策としてのDRサイトやDevOps環境を低コストで速やかに構築
コピーデータを仮想環境に保持し、物理的なストレージなどへの移行が不要なため、迅速なシステムの切り替えが可能となり、災害対策としてのDRサイトや開発、運用部門のためのDevOps環境を低コストで速やかに構築。また、開発やテストで使用するコピーデータは、データベースマスキングツールと連携させることで、マスキング済みのデータとして迅速に提供することが可能。
3. 業態に応じたコンサルティングを提供し大規模なITインフラ環境を最適化
大規模なITインフラの構築と運用ノウハウを持つ日立ソリューションズが、各企業の業態などに応じたコンサルティングを行う。また、日立ストレージの仮想化機能と連動したソリューションやアマゾンウェブサービス(AWS)などのクラウドサービスと連携し、企業のITインフラ環境の最適化を支援。