「NX7700xシリーズ」の新モデルは、2Wayおよび1WayサーバにNEC独自の技術で実現したRAS機能を搭載することにより、高信頼・高可用性をさらに向上させたという。さまざまな規模のシステム要件に幅広く対応することで、企業のICT環境およびビジネスの最適化を強力に支援するとしている。新モデルは8月末に出荷開始予定。
1. インテル Xeonプロセッサー搭載「NX7700xシリーズ」
新製品は、NEC独自の技術で実現したRAS機能を搭載するマルチノードサーバモデル2機種。オペレーティング環境としてLinux、VMwareおよびWindowsをサポートし、高度なRAS機能を「Oracle Database Standard Edition2」も利用可能な2Wayサーバおよび1Wayサーバに投入することで、さまざまな規模の高信頼システムに対応。さらに、「NX7700xシリーズ」を活用したソリューション基盤の強化や高可用Linuxプラットフォームへのマイグレーションサービスの提供により、将来を見据えた先進的なシステム基盤の構築を支援。
・マルチノードモデル 「NX7700x/A4012L-2D」、「NX7700x/A4012L-1D」
(1)「NX7700x/A4012L-2D」は2ソケットのサーバを最大2ノードまで、「NX7700x/A4012L-1D」は1ソケットのサーバを最大2ノードまで搭載可能。
(2) NEC独自のサービスプロセッサ技術とファームウェア技術で実現したRAS機能をサポートし、CPUのコアやメモリの障害予兆監視と自律的な予防保守やI/Oカード障害のエラーリカバリなど高可用・高信頼なシステムを実現。
(3) 最長10年の長期保守に対応した「長期保守対応モデル」やCPUリソースの最適化が可能な「COPT モデル」を用意し、システムの長期安定稼働を実現。
2. 「NX7700xシリーズ」を活用した基盤高速化ソリューションの強化
「NX7700xシリーズ」の特徴を活かしたデータベースの基盤高速化ソリューションのラインアップを強化。オラクルの最新データベース「Oracle Database 12c R2」を活用した「NEC Oracle Database高速化ソリューション」や、「Microsoft SQL Server」を活用した「NEC Microsoft SQL Server 高速化ソリューション」を販売開始する。今回、オールフラッシュストレージ(iStorage Mシリーズ)を採用し、最適化したベストプラクティス構成を提供することで、データベース新規ビジネスの迅速な立ち上げに貢献する。
また今後、業務のリーンスタートアップを支援するため、各ソリューションのクラウド・サービス化対応を進め、ソリューションのラインアップをさらに拡充する予定。
3. インテル Itaniumプロセッサー搭載「NX7700iシリーズ」
オペレーティング環境としてHP-UXをサポートする「NX7700iシリーズ」において、最新のインテル Itaniumプロセッサー9700番台を搭載した新製品を2017年度下半期より順次販売開始する予定。高い信頼性と豊富な実績を有するHP-UX環境での投資保護を推進し、長年にわたり培われたIT資産を今後も有効に活用することで、最適なシステム基盤の維持・構築を支援。