「SATLYS」は、システムの最適化・自律化を支援することで、ものづくり、ビル・施設、流通・物流、社会インフラ、エネルギーなどの領域で顕在化しつつある課題を解決していくという。
「SATLYS」は、AI技術を活用し、高精度な識別、予測、要因推定、異常検知、故障予兆検知、行動推定などを実現する。「SATLYS」の主な特徴は、以下のとおり。
- 大規模な画像分類や数万次元を超えるビッグデータ解析
- 少数の学習データでも高精度な推論が可能な学習データの自動生成
- 異常要因の可視化による直感的な説明性
これらの技術は、東芝メモリの四日市工場における半導体製品の歩留監視や、ドローンによる送電線異常検知などに展開している。また、部品の余寿命予測、品質劣化の予兆検知、製造工程の不良要因分析、熟練者に代わる異常の自動判定などへの適用も進めているという。
「SATLYS」は、AIモデルの最適設計と学習を行い、AI推論サービスを提供する。検査データ解析、センサーデータ解析、業務データ解析、行動データ解析などを活用したソリューションを通じて、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速するとしている。