SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZineニュース

SAPジャパンが「SAP Data Hub」提供開始、基幹系と分析系のデータの溝を解消

SAPジャパン株式会社 バイスプレジデント プラットフォーム事業本部長 鈴木正敏氏

 SAPは7年前にインメモリ上のデータベースとしてHANAをリリースし、OLAP+OLTP対応、ビッグデータ対応などの機能強化を行い、昨年SAP HANA2へと進化させた。またHANAがERPなどのプラットフォームとしてエンタープライズデータを扱うのに対し、HadoopやSparkなどのビッグデータのアナリティクス向けのソリューションとしてSAP Voraを2015年から提供してきた。これらの2つのデータは相互補完的であるが、多くの企業が「ビッグデータ」と「エンタープライズデータ」の双方を統合した活用については困難を抱えてきた。

特長としては以下の3点。

  • モダンな画面でビッグデータのランドスケープを管理
  • データ駆動型アプリケーション データの取り込みを起点とするアプリケーション開発
  • ビッグデータとエンタープライズデータを統合アクセス

 「マーケティング部門、ビッグデータ分析部門がそれぞれ別にデータを成形/加工しているため、ビジネス部門で活用する際に、どこで生成されどのように加工されたかわからないというガバナンスの問題が生じていた。また、それぞれの部門の溝があるため、統合アクセスが出来なかった。SAP Data Hubは、こうしたデータのミッシングリンクを解消し、ビッグデータとエンタープライズデータを統合的に扱うもの」(プラットフォーム事業本部長 鈴木正敏氏)

 SAP Data Hubは、データパイプラインにより、データのワークフローを定義、データソースの生成/加工の工程をトレースし、データのガバナンスを向上させる。

 SAP Data HubはSAP Voraを含み、Amazon S3、Hadoop、Azure(近日)などの多様なストレージにも対応。また機械学習ライブラリをデータフローに組み込みGUIベースでノンプログラミングで傾向分析し、結果によって加工処理のパターンを変化させるなども可能になり、結果のデータをダッシュボードで可視化、管理できる。

 またSAP Voraの新機能として、Kubernetesを使用したパブリッククラウドでのデプロイを可能にすることも可能になった。

 SAP Data HubはSAP Voraを含んだ追加機能として提供され、SAP Voraの購入は必要ない。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/10049 2017/11/08 09:58

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング