SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

ゼロからわかるメール運用虎の巻

POPにするか? IMAPにするか?~メールの利用スタイルを大きく変える選択ポイント

第2回

メールを閲覧する場合に利用できるプロトコルとして、POPとIMAPの二つのプロトコルがあります。どちらのプロトコルを選択するかによって、利用のイメージが大きく変わるため慎重に検討する必要があります。今回は、POPとIMAPのそれぞれの特徴を紹介します。

POPかIMAPか

 メールを閲覧する場合に利用できるプロトコルとして、POPとIMAPの二つのプロトコルがあります。どちらのプロトコルを選択するかによって、利用のイメージが大きく変わるため慎重に検討する必要があります。今回は、POPとIMAPのそれぞれの特徴を紹介します。

IMAP

 IMAP(Internet Message Access Protocol)は、メールサーバ上のメールを管理するプロトコルです。現在のプロトコルバージョンが4ですので、IMAP4とも呼ばれます。

 IMAPでは、メールはサーバ上に保管され、閲覧などの必要性がある場合だけ取り出すようになっています。メールサーバ上に複数のフォルダを作りメールを管理することができ、メールの検索などの機能もサーバ側で行うことができます。

IMAP(Internet Message Access Protocol)
IMAP(Internet Message Access Protocol)

POP

 POP(Post Office Protocol)は、メールサーバに保管されているメールを取り出すために利用する、もっともベーシックなプロトコルです。現在のプロトコルバージョンが3ですので、POP3とも呼ばれます。

 POPでは、メールサーバ上のメールをダウンロードする基本的な手順だけが決められています。通常の利用方法では、メールは端末側にダウンロードし、端末側で管理します。メールは端末に保管されますので、フォルダに分類したり、検索したりという機能は、すべて端末側のソフトウェアで実現します。ISPなどのメールアドレスを利用する場合には、ほとんどPOPが使われています。

POP(Post Office Protocol)
POP(Post Office Protocol)

次のページ
どちらを使うべきか

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
ゼロからわかるメール運用虎の巻連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

デージーネット 恒川 裕康(デージーネット ツネカワ ヒロヤス)

株式会社デージーネット 代表取締役。「より安全で」、「より快適で」、「より楽しい」インターネットの実現をテーマとして、クラスタシステムを使った高信頼サーバの構築、SPAM対策やウイルスチェック対策のためのソフトウェアの開発、携帯サイト向けのシステム開発など、オープンソースソフトウェアを活用した事業を展開して...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/1451 2009/05/28 09:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング