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増加する“IoT/OT”への脅威とサイバー戦争 各業界を代表するプレゼンターが指針を示す

「Keysight World 2021」開催! 今知っておくべきIT/セキュリティの最新動向を掴む

 ヒューレット・パッカードをルーツとする電子計測機器プロバイダーのキーサイト・テクノロジー。同社が毎年開催してきたプライベートイベントは、2020年からオンライン開催となっており、今年は2週間にわたって展開される。GoogleやNTTドコモといった業界リーダーが展望を語るメインイベントが10月12日から3日間で開催される中で、EnterpriseZine読者に注目してもらいたいのが、10月14日の「つながる世界とセキュリティー」だ。日本独自に展開されるテクニカルウィークの注目セッションも含め、情報セキュリティの未来がわかる本イベントの見所を紹介する。

DX、セキュリティ、ネットワークの最新トレンドを一気に把握

 キーサイト・テクノロジーは、電子設計、モビリティ、ネットワーク監視、5G、6G、IoT、コネクテッドカー、ソフトウェアソリューションなどで業界をリードする電子計測機器プロバイダーである。パンデミック以前は、年次の商談イベントを展示会場など対面形式で行なっていたが、2020年からバーチャル開催を実施。英語圏、日本、韓国、インド、中国など、地域に特化したイベントを展開してきた。

 今年のKeysight World 2021は、5G技術やデジタルトランスフォーメーション、情報セキュリティなどをテーマにした3日間のメインイベントがグローバル共通で展開される。日本でのメインイベント開催は、2021年10月12日〜14日の3日間、その翌週には日本市場向けのテクニカルウィークが10月18日~22日まで開催される。

「コネクティビティ」「DX」「セキュリティ」という3トラック別に基調講演を用意
「コネクティビティ」「DX」「セキュリティ」という3トラック別に基調講演を用意
すべてのセミナーは日本語字幕付きで提供される

 この3日間はそれぞれ、10月12日が「コネクティビティーの未来」、13日が「デジタルトランスフォーメーションの推進」、14日が「つながる世界とセキュリティー」というテーマを冠しており、各日ともに、業界のリーダーが今後の技術トレンドを語る講演をはじめ、パネルディスカッション、各種テクノロジーのデモンストレーションなども予定されている。

 また、最新技術の詳細を紹介するテクニカルウィークは、「5G/6G」「デジタル&フォトニクス」「オートモーティブ」「ネットワークとセキュリティー/防衛/宇宙」「計測機器」というようにテーマごとに分かれている。

 このように「Keysight World 2021オフィシャルサイト」からも見て取れるキーサイト・テクノロジーの幅広い事業範囲の中でも、今回はEnterpriseZine読者に向けてお薦めする、サイバーセキュリティ分野のセッションにフォーカスしてみたい。

「Keysight World 2021」で最新テクノロジー、セキュリティなどをキャッチアップ!

キーサイト・テクノロジー主催のオンラインイベント「Keysight World 2021」が開催!メインイベント(10月12日~14日)とテクニカルウィーク(10月18日~22日)の二部構成で、ITテクノロジーやDXの最新動向はもちろん、注目が高まるセキュリティ対策に関する具体的な解決法まで、幅広い知見をお届け!「Keysight World 2021」の詳細と申し込みはこちらから

IoTやOTも含め、サイバーセキュリティの脅威に備えるには

 まず注目したいセッションは、メインイベントのオープニングに展開されるキーサイト・テクノロジーのプレジデント兼CEO Ron Nersesian氏による「急速にたちあがる新技術への対応:あらゆる人とモノがつながる世界へ」である。これは、メインイベント3日間共通のプログラムでもあり、テクノロジー全般のトレンドを把握するためにも押さえておきたい。

Ron Nersesian氏に加えて、Chief Operating Officerを務めるSatish Dhanasekaran氏の基調講演もお届け
オープニング基調講演では、Chief Operating Officerを務めるSatish Dhanasekaran氏も登壇

 そして今回、EnterpriseZine読者にもお薦めしたい10月14日開催の「つながる世界とセキュリティー」では、サイバー攻撃の増加と巧妙化の事例に加え、IoTやOT分野のセキュリティに関する注意喚起やデモンストレーションなどが展開され、サイバーセキュリティの最新トレンドを掴むことができる

 また、サイバーセキュリティ対策として、脅威インテリジェンスの活用やリスクアセスメントの実施、ネットワーク監視インフラの強化など、効果的な対策についても知ることができる。そして、キーサイト・テクノロジーは、組織の安全性診断やOT環境でも脅威を見逃さないためのツール活用法などを披露。これにより、サイバーセキュリティにどのように貢献するかも確かめることが可能だ。

 これに加えて同社からは、Network Applications and Securityのプレジデント Mark Pierpoint氏による「広範囲につながる世界のサイバーセキュリティー強化」という基調講演も予定されているため、こちらもあわせてセキュリティのトレンドを把握したい。

各業界を代表するプレゼンターがここでしか聞けない話を語る
各業界を代表するプレゼンターがここでしか聞けない話を語る
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 また最近のサイバー攻撃は、よりミッションクリティカルなものに向けられ、身代金を要求するものも増えている。特にキーサイト・テクノロジーが警鐘を鳴らすのは、最近増加している医療機器や自動車などに使われるミッションクリティカルなIoTデバイスや、ネットワークに接続されるようになった工場など、物理的装置や工程を制御するOT(Operational Technology)への脅威だ。

 これまで外部とネットワークで接続されていなかった領域だけに、想定されていないことも多く、サイバーセキュリティ対策が不十分でない場合も多い。そのため同社では、IoTデバイスの脆弱性検証のためのセキュリティアセスメントツールを提供したり、OT環境におけるトラフィック監視に関するインフラ強化にも注力している。同トピックと関連するセッションとしては、メガトレンド「SC-T7 ミッションクリティカルなIoTを保護:将来を見据えた戦略」やデモ「SC-D6 産業制御システムの強化:激動期での可視化」などが用意されている。

 もうひとつ、セキュリティにおける大きなテーマとして「サイバー戦争」が挙げられる。政府、民間を問わずにサプライチェーンや重要インフラを狙った攻撃が相次いで報告されている。そのため、“インシデントが発生してから動く”というスタンスでは、致命的な損害を被ることにつながる恐れもある。

 しかしながら、セキュリティ人材の確保や育成、脅威インテリジェンスの実装、ゼロトラストアーキテクチャの重要要素である可視化の実現など、山積する課題は枚挙に暇がない。特に「ゼロトラスト」に注目が集まっていることもあり、ある程度の侵害を前提とした上での監視体制やレジリエンスについて、どのように実現すればよいのか気になっている読者も多いかもしれない。

 これに対してキーサイト・テクノロジーでは、脅威インテリジェンスの提供、継続的かつ自動的に組織のセキュリティ状態を検査できるツールなどを提供している。では、「具体的にどのようなものなのか?」と気になった読者には、メガトレンド「SC-T6 サイバー戦争の課題への対応:新しい脅威、新しい戦術」と、デモンストレーション「SC-D7 疑似攻撃の活用によるサイバーセキュリティー強化」の視聴をお薦めしたい。グローバルで先行している豊富な知見により、課題解決の一助となる最新動向や実装方法をキャッチアップすることができる。

 さらに全体のトレンドを把握しておきたい場合は、10月12日に予定している同Commercial Communicationsプレジデント Kailash Narayanan氏による「将来を照らすコネクティビティーの未来」、10月13日の同CTOのJay Alexander氏による「デジタルトランスフォーメーションの波に乗れ!」も視聴してもらいたい。

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技術に焦点を当てたテクニカルウィークからも目が離せない

 本イベントでは、3日間にわたり開催されるメインイベントの他にも、実務担当者向けとしてテクニカルウィークが用意されている。その中でも10月21日に開催されるネットワークとセキュリティーは、EnterpriseZine読者にもお薦めできる内容が詰まったものとなっている。

 ここでは、サイバー攻撃者の視点での対策やセキュリティアセスメントの具体策に加え、テレワークやクラウドが普及した現在、欠かすことのできない理想的なネットワーク監視やテスト、OTセキュリティ構築に向けた課題と具体策が披露される。その中から、注目のセッションをいくつか紹介しよう。

 まず、お薦めしたいのが「セキュリティー対策のはじめの一歩」だ。本セッションでは、昨今のセキュリティインシデントの状況や企業のセキュリティ対策への課題を共有。その対処法として、攻撃者・防御者の両視点からセキュリティ有効性確認を行うテストツール「Threat Simulator」の詳細が最新デモを含み紹介される。

 また、招待講演「Withコロナ時代に最適な『アクティブ 監視』とは」では、SCSK株式会社によるアクティブ監視導入事例が共有される。リモートワークやクラウド、SD-WAN導入が加速している中で、監視するべきネットワークが複雑化したことにより、ヘルプデスクの負担が増大しているという企業も少なくないだろう。本講演では、そうした急務ともいえる課題に応えるセッションだ。

 なお、サイバーセキュリティ分野ではないものの、今後数年間の社会の変化を見通したいなら、10月18日の招待講演NICTが考えるBeyond 5Gビジョンも見逃せない。情報通信研究機構(NICT)Beyond 5G研究開発推進ユニット ユニット長の寳迫巌氏から、未来社会における移動体通信の研究開発動向やロードマップが語られる予定だ。

 サイバーセキュリティ分野においてキーサイト・テクノロジーが伝えたいのは、セキュリティリスクは他人事ではないということ。サイバー攻撃の被害は、経営リスクにつながるほど大きな影響をおよぼすものであり、IoTやOT分野と被害のすそ野も広がっている。

 また、コロナ禍の影響もあり攻撃は巧妙化しており、侵害されても気が付かないケースも散見されることもあり、まずは攻撃されることを前提としたセキュリティアセスメントや監視を実践することが重要といえる。そのためにも本イベントへの参加を契機として、改めてサイバー攻撃のリスクや対処方法についても確認してほしい

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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