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業務プロセスの可視化による業務分析講座

演習4:物流業者の商品出荷プロセス

第4回


今回も引き続き、作図演習を実施します。与件では、前回と同様、架空の業務内容を説明しています。与件と設問に基づいて、業務フロー図を書いてください。

与件

 物流事業者のC物流(前回の演習と同じ企業)は、自社の物流拠点から小売店舗へ商品を配送しています。ここでは、C物流の出荷プロセスについて説明します。

手順

 C物流は、当業務プロセスを以下のような手順で実施しています。

  • 倉庫第二課の担当者は、在庫管理システムから出庫指示書を出力する。
  • 倉庫第二課の担当者は、入庫納品伝票と出庫指示書を参照して、商品をピッキングする。このとき、倉庫第二課の担当者は、在庫管理システムにピッキング結果を入力する。
  • 包装加工課の担当者は、商品と出庫指示書を倉庫第二課から受領する。次に、包装加工課の担当者は、ラベル貼りなどの加工を商品に対して施す。
  • 包装加工課の担当者は、商品を検査する。このとき、包装加工課の担当者は、在庫管理システムに検品結果を入力する。
  • 包装加工課の担当者は、商品を包装する。
  • 倉庫第一課の担当者は、商品と出庫指示書を包装加工課から受領する。次に、倉庫第一課の担当者は、在庫管理システムから納品書を出力する。このとき、在庫管理システム上、商品は出荷済みとなる。それから、倉庫第一課の担当者は、配送先の店舗ごとに商品を分類する。
  • 店舗の担当者は、商品と納品書を配送車から受領する。

追加事項

 その他、当業務プロセスについて、以下の点が判明しています。

  • 商品を包装すると同時に、包装加工課の担当者は、商品と出庫指示書を倉庫第一課に渡す。
  • 店舗ごとに商品を分類したあと、倉庫第一課の担当者は、商品と納品書を配送車に積み込む。

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この記事の著者

筒井 彰彦(ツツイ アキヒコ)

某SIerに勤務。これまで、業務アプリケーションの開発、モデリングツールの導入支援、コースウェア(ソフトウェア開発プロセス、オブジェクト指向モデリング)の企画・開発等に従事。最近は、内部統制プロジェクトに参画。技術士(情報工学部門)。主な著書に『7つの要素で整理する業務プロセス』『5つの要素で整理す...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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