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デジタル化が進んでいない業務は「取引先との契約書締結」か――アドビ調査

 アドビは、国内のビジネスパーソン1,500人を対象に、営業職の業務デジタル化状況に関する調査を実施。調査では営業職の業務を5つ(経費精算/出退勤記録/日報などの報告書/社内稟議書類/社外との契約書)に絞り、業種別に比較したという。その結果、デジタル化が最も進んでいなかった業務は「取引先との契約書」だったとしている。

「営業職の現場業務のデジタル化状況調査」 概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 実施対象:1,500人(現在の職種が営業と回答したビジネスパーソン〔業界別に15種100人ずつに分割して均等割付で算出〕)
  • 調査期間:2021年11月25日~12月1日

デジタル化が最も遅れているのは「契約書などの社外との契約」であると62.5%が回答

 主要5つの業務の中で、デジタル化が最も遅れていたのは「契約書など社外との重要書類」で、手書き署名や判子・捺印などの紙ベースで処理しているのは全体の62.5%だったという。

 さらに業種別で見ると、紙で処理する割合が最も高いのが「不動産業」で73.3%、次いで「電気・ガス・熱供給・水道業(72.6%)」、「卸売り・小売業(70.5%)」だった。

 一方で「保険業」では紙で処理していると回答した割合は36.1%と低く、電子署名/電子サイン利用率も27.8%(不動産では11.3%)と最も高い結果となり、業種によって大きく差があることが明らかになったとしている。

電子署名/電子サインの利用メリット、第1位「テレワークができるようになった(31.9%)」

 主要5業務の中で、いずれかを電子署名/電子サインで処理していると回答した人を対象に、利用して良かったと感じることを聞いた。最も多かった回答は「テレワークができるようになった(31.9%)」だったという。

電子署名/電子サインを利用する際に困った理由、最多は「取引先で採用されていない・認められていない」

 電子署名/電子サインの利用で困っている点を聞いたところ、最も多かったのは「取引先で電子署名/電子サインツールが採用されていない(電子署名/電子サインでの締結を認めていない)(29.2%)」だったとしている。

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