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ゼロからわかるメール運用虎の巻

いかにしてセキュアなメールシステムを構築するか~正しいウィルス対策の考え方

第5回

今回は、メール運用において避けて通れない課題であるウイルスについて解説していきます。

メールサーバとウイルス対策

 1999年、普及が本格化したインターネットで、Melissaとよばれるウイルス(厳密にはワーム)が発見されました。Melissaは、電子メールの添付ファイルを通じて感染し、インターネットの各所で爆発的に被害が広がりました。

 以降、メールサーバの構築や運用を考えるときには、私達は必ずウイルス対策を講じなければならなくなりました。メールサーバにとって、ウイルスが問題となるのは、次のような理由のためです。

ウイルスとメールサーバの関係
  • メールがウイルスの主要な感染源となっている
  • ワームはメールサーバにも感染する
  • ウイルスの中には、感染を広げるためメールを大量に送信するものがある
  • ネットワーク内のPCが感染し、大量にメールを送信するとメールサーバがダウンしてしまう
  • ウイルスが情報を外部へ漏洩する危険がある

 実際に、メールに対してウイルスチェックをかけるためには、いくつかの方法があります。

次のページ
ウイルスチェックの方法(ゲートウェイ型)

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この記事の著者

デージーネット 恒川 裕康(デージーネット ツネカワ ヒロヤス)

株式会社デージーネット 代表取締役。「より安全で」、「より快適で」、「より楽しい」インターネットの実現をテーマとして、クラスタシステムを使った高信頼サーバの構築、SPAM対策やウイルスチェック対策のためのソフトウェアの開発、携帯サイト向けのシステム開発など、オープンソースソフトウェアを活用した事業を展開して...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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