AI insideは、aiforce solutions(以下、aiforce)の全株式を取得し子会社化すること、および同社を吸収合併することについて決議したことを発表した。
同社は、aiforceの数値データをもとにした予測AIや教育プログラムなどのプロダクト、DX支援のコンサルティング力を融合し、提供できる価値領域を拡大。企業・団体のDXサクセスやAI・DX人材育成など、ツールの提供に留まらないビジネス変革の支援を通じて、より一層の事業拡大と企業価値向上を目指すとしている。
なお、本株式取得の実行は、2022年5月2日を予定しているという。
AI inside 代表取締役社長CEO兼CPO 渡久地択氏のコメント
当社は「世界中の人・物にAIを届け豊かな未来社会に貢献する」というミッションの実現のため、製品・ビジネス・組織・パートナーシップを開発して参りました。これらの取り組みは「社会にインパクトを与えられるプラットフォーム」の開発であり、当社はグローバルNo.1のAIプラットフォームを目指しています。このプラットフォームにおいて、これまで当社が注力してきた画像認識AIと同等に重要だと考えられるのが、数値データを扱う予測AIです。そしてこの技術・ビジネスにおいてのベストカンパニーが、aiforce社だと考えています。ビジョン・企業文化を完全に共有するaiforce 社との合併により、当社は顧客のビジネスに新たな付加価値を提供し、より深く貢献できるものと確信しています。
aiforce solutions 代表取締役社長 西川智章氏のコメント
ビジョンと企業文化がここまで似ている企業は他にないだろうと考えています。両社の統合により、ビジョン達成に向けてスピードアップしたこと、世界展開に向けて大きな一歩を踏み出したことをとても嬉しく思います。かつて自動車や白物家電が、すべての家庭に普及し、大衆化したように、AIを水道や電気と同じようなインフラとして大衆化していくことに共感しています。AI inside社とaiforce社のAIプロダクトとDX教育サービスは、お互いに補完関係にあり、顧客に対してワンストップでAIサービス提供が可能な国産初のAIプラットフォームに昇華されます。ハードウェア~ソフトウェア~DX推進までのデータが統合され、海外のプラットフォーマーが持ちえない産業データを収集・蓄積・統合しながら、自信をもって世界展開を目指すことができると確信しています。
【関連記事】
・AI inside、「DX Suite」機能拡充で保険業界のDX支援へ
・近畿大、学生ら36,000人が利用するSlackにギブリーのAIチャットボット「PEP」を導入
・継承難しい熟練技能をAIで 三菱総研DCSと中島合金が純銅鋳造で実証実験