マクニカは4月19日、陸上自衛隊が3月1日に開催した「令和3年度多国間サイバー防護競技会」において、競技開催にともなう技術支援を行っていたと発表した。
この競技会は、サイバー領域における能力強化を図るため、被攻撃システムに対して分析を行い、事態を解明し、防御対策について案出を行う防護演習形式で実施されたもの。
防衛省の発表では、参加部隊は陸海空自衛隊のほか、米国やオーストラリア、フランスなども参加している。
同社は、従来より組織内の研究部門で東南アジアに対するセキュリティ脅威情報の収集・分析を実施。また先進的セキュリティプロダクトの取り扱いによる、最先端のテクノロジーの知見およびその運用ナレッジを蓄積していたという。
さらに、これまでにも自社イベントや陸上自衛隊のサイバー領域強化の取り組みで競技会を過去から開催した実績があった。
そこで競技会では、これまでの知見や経験を生かし、競技会の問題作成やクラウドベースで利用可能な競技環境の設計および構築、競技会当日の採点および解説などを行ったとのこと。
同社は今後も、本競技会のようなプロダクト提供に限定しないサービスの開発・提供を強化することで、社会のセキュリティ向上への寄与に今後も努めていくという。
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