マクニカは4月5日、米企業のRetrocausal(レトロコーザル)が有するPathfinder(作業ミスの即時自動判定ツール)のリセラー契約を締結したことを発表した。マクニカはレトロコーザルの戦略的パートナーとして、同製品の国内における販売を開始するという。
レトロコーザルは2019年より製造業に特化した事業を行っており、作業ミスの流出を未然に防ぐことでの生産性向上に注力している。独自のAIアルゴリズムとUIにより、製造工程における作業者の動きを分析し、誰でも現場改善に取り組める体制の構築を支援するという。
本発表では、デスクトップパソコンの組み立て工程が例示されている。これによれば、作業者が取るべき行程が行われなかった場合、次の作業を実行し始めようとすると、それをPathfinderが自動的に検知しアラートを出す。
このように、発生したヒューマンエラーをその場で指摘することで、直ちに作業を修正することが可能になる。これにより、作業ミスの流出を防ぐだけでなく、作業者の習熟度向上や将来的なヒューマンエラーの改善が可能になるとのことだ。
マクニカは今後も製造業に加え、様々な業種のDX推進に向け、DX人材の育成、業務効率化の加速を支援していくとしている。
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