NECソリューションイノベータは、IoTを活用して工場全体の実績情報を収集・可視化する「NEC 製造業工程デジタル化ソリューション」を、組立・加工製造業向けに提供を開始したことを発表した。
本ソリューションでは、既存伝票に印刷したQRコードからモノや原材料の払出時刻、各工程の着手時刻、完了時刻など日時の実績情報を収集。その上で、クラウドに送信する「実績情報収集システム」と、クラウド上で生産状況の実態を定量的に可視化する「プロセス管理ボード」と「ダッシュボード」の機能を提供する。
「プロセス管理ボード」と「ダッシュボード」によって可視化されたモノの流れや評価指標から、全体のモノの流れにおける工程間仕掛や工程内仕掛、滞留などのボトルネックとなる課題を発見・分析し、継続的なプロセス改善につなげることが可能になるという。
同社では、今後3年間で約100社への提供を目指すほか、IoT技術のノウハウを活用し、より多くの社会価値を創造していくとしている。
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