独現地時間7月21日、SAPは、2022年6月30日に終了した第2四半期の財務業績を発表した。
- クラウド売上は34%増、固定通貨換算ベースでは24%増で最大の売上源に
- カレント・クラウド・バックログは100億ユーロを超えて34%増、固定通貨換算ベースで25%増
- SAP S/4HANAのカレント・クラウド・バックログは成長傾向がさらに拡大して100%増、固定通貨換算ベースでは87%増
- クラウドの総利益はIFRSベースで39%増、Non-IFRSベースで38%、固定通貨換算のNon-IFRSベースでは28%増。これにより、クラウドの売上総利益率が堅調に拡大
- 主にウクライナ情勢の影響により、IFRSベースの営業利益は32%減、Non-IFRSベースの営業利益は13%減、固定通貨換算ベースでは16%減
- SAPは2022年度の売上とフリーキャッシュフローの見通しを再確認し、営業利益の見通し範囲を更新
CEO クリスチャン・クライン(Christian Klein)氏のコメント
第2四半期の業績が示すように、SAPのポートフォリオの重要性はかつてないほど高まっています。クラウドへの移行は予定より早く進み、売上予想を上回り、クラウドの売上はSAPの最大の売上源になりました。当社のパイプラインは強力で、SAP S/4HANAのカレント・クラウド・バックログが100%増という好調さに支えられ、市場シェアを拡大しています。
CFO ルカ・ムチッチ(Luka Mucic)氏のコメント
当四半期は、外部環境が厳しさを増す中、当社の戦略が共感を得ていることを改めて証明したと言えます。引き続き好調な売上を実現し、売上予測を上回り、クラウドの収益性も向上しています。当四半期は、ウクライナ情勢の影響を大きく受けたと認識しています。当社は、持続的な成長と収益性の拡大を実現することで、過去18ヵ月続けてきた大規模な成長投資を活かすことができると考えています。