パロアルトネットワークスは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)環境でのセキュリティ保護を簡素化するマネージドサービス「クラウド次世代ファイアウォール for AWS」を日本市場で提供開始すると発表した。
同サービスは、パロアルトネットワークスのセキュリティを、自社のクラウド環境に導入可能。顧客がアプリケーションの構築とビジネスの推進に時間とリソースを割けるよう、デプロイからメンテナンス、可用性、拡張性などの運用上の責任をパロアルトネットワークスが負うとしている。
クラウド次世代ファイアウォール for AWSの主な特長は以下のとおり。
セキュリティ
- URLフィルタリング:ディープラーニング機能を搭載し、Webベースのゼロデイ攻撃をリアルタイムで阻止。アプリケーションをWebベースの正規サービスに安全に接続する
- 脅威防御:既知の脆弱性の悪用、マルウェア、コマンドアンドコントロール通信を阻止する
- App-ID:トラフィックを制御することにより攻撃のリスクを軽減
クラウドネイティブの使いやすさ
- 容易な導入:AWS Marketplaceから購入でき、AWSサービス群と連携可能。ネットワークセキュリティを強化できる
- インフラストラクチャ管理が不要:AWS Gateway Load Balancerを活用して、オンデマンドで高可用性と柔軟な拡張性を提供
- ネイティブなAWSエクスペリエンス:AWS Firewall Managerと連携し、複数のAWSアカウントと仮想プライベートクラウド(VPC)の全体にわたって、ファイアウォールのポリシー管理が可能
- 自動化:API、CloudFormation、Terraformの各テンプレートに対応。エンドツーエンドのワークフロー自動化を可能にする
なお、クラウド次世代ファイアウォール for AWSは、8月23日よりAWS Marketplaceにて提供開始するとしている。
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