Zscaler(ゼットスケーラー)は、「Zero Trust Exchange」にAIと機械学習を活用した新機能追加を発表した。
特徴
- AIを活用したフィッシング対策:1日300兆件に上る脅威シグナルから得た脅威インテリジェンスのリアルタイムアナリティクスやゼットスケーラーの調査チーム「ThreatLabz」でのリサーチ、およびダイナミックなブラウザ分離を活用。これにより、フィッシングサイトからの認証情報の窃取やブラウザの不正使用を検知、阻止できる
- AIを活用したセグメンテーション:プライベートアプリのテレメトリやユーザーのコンテキスト、行動、位置情報など、数百万を超える顧客間のシグナルから学習したAIベースのセキュリティポリシーにより、ユーザーとアプリ間のセグメンテーションを簡素化。攻撃対象領域を最小化して、水平移動を防止する
- リスクに基づく自律的なポリシーエンジン:Zscaler Zero Trust Exchange全体でセキュリティポリシーとアクセスポリシーをリアルタイムでダイナミックに適応させ、急速に進化するサイバー脅威に対してネットワークの整合性を維持。これにより、セキュリティチームはユーザー、デバイス、アプリ、コンテンツに対するリスクスコアリングに基づくポリシーをカスタマイズすることができる
- AIベースの根本原因分析:ユーザーエクスペリエンスを低下させる根本原因を180倍早く特定。解決までの時間を短縮し、影響を受けたエンドユーザーをわずか数秒で業務に復帰させることで、IT部門がトラブルシューティングと分析に費やす時間を削減する
また同社は、統合型クラウドネイティブアプリケーション保護プラットフォーム(CNAPP)機能を提供する新たなソリューション「Posture Control」提供をはじめ、Amazon Web Services(AWS)とのパートナーシップ拡大も発表。ゼロトラストアプローチへの移行をサポートするという。
【関連記事】
・Zscaler、新機能の統合により「Microsoft 365」のサポートなど拡充
・Zscaler、シーメンスとの業務提携でゼロトラストによるOTセキュリティを強化
・IoTデバイスがセキュリティ侵害の経路に――Zscaler調査