ヒューレット・パッカード エンタープライズ(以下、HPE)は、ハイブリッドIT環境およびデジタルトランスフォーメーション(DX)促進のために設計された次世代サーバー製品5機種を発表した。
HPE ProLiant Gen11サーバーでは、クラウド型の管理サービス「HPE GreenLake for Compute Ops Management」をサブスクリプションの形態で利用できるという。システム管理者を「管理のための管理」から解放し、工数を削減。また、新たに追加されたカーボンフットプリントレポート機能により、個々のサーバーおよび環境全体のサーバー電力使用量を監視し、CO2の排出量に換算した指標を得ることができるとしている。
データとシステムを保護するための新機能
- リモートサーバー管理チップ「HPE Integrated Lights-Out(iLO)」の新バージョンiLO 6により、デバイスコンポーネントの検証および認証を確実に実行。iLO 6では、業界標準規格であるSPDM(Security Protocol and Data Model)を使用した認証を新たに実装し、デバイスの認証と安全な監視の対象をパートナーエコシステムにまで拡大する
- サーバー固有のIDアクセスの改ざんを防止するプラットフォーム証明書とSecure Device Identity(IDevID)、そしてTPM(Trusted Platform Module)を標準で実装することにより、セキュリティ・バイ・デザインを強化
- 「HPE Trusted Supply Chain」の対象をグローバルに拡大。製造プロセスにおけるデータ保護を強化し、エンドツーエンドのセキュリティを提供する
導入にあたっては、従来のようにインフラストラクチャを購入、またはHPE GreenLakeによる従量課金モデルを採用することができるという。また、HPEファイナンシャルサービスを通じて既存のIT資産を資金に換えることができ、テクノロジーの新規導入またはアップグレードに充てることができるとしている。
なお、第4世代AMD EPYCプロセッサーを搭載したHPE ProLiant Gen11サーバー4機種および、Ampereプロセッサーを採用したHPE ProLiant RL300 Gen11サーバー1機種を、2022年11月25日より提供されている。
【関連記事】
・ヤフー、使用済みIT資産の再生のため「HPE Asset Upcycling Services」採用
・HPE、新たなプライベートクラウドを今冬に提供開始 新パートナープログラムも発表
・一休.com運営の一休、ネット環境改善にArubaのHPE GreenLakeを採用