SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2024 Summer

2024年6月25日(火)オンライン開催

予期せぬ事態に備えよ! クラウドで実現するIT-BCP対策 powered by EnterpriseZine

2024年7月10日(水)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine Press

【東芝 福本氏 ✕ ローランド・ベルガー 小野塚氏】カーボンニュートラルは協調領域であり企業価値向上でもある

ウイングアーク1st主催:「updataDX22」レポート #04

 カーボンニュートラルに向けた世界的な取り組みが急速に広がっている。特にサプライチェーンで発⽣する温室効果ガスの排出量管理として、「Scope3」(事業者の活動に関連する他社の排出)までを把握・管理し、対外的に開⽰する動きが強くなっている。ウイングアーク1st主催で開催された「UpdateDX22」では、東芝の福本勲氏とローランド・ベルガーの小野塚征志氏が、カーボンニュートラルへの取り組みについて語り合った。

株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト 福本 勲氏<br>株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚 征志氏
株式会社東芝 デジタルイノベーションテクノロジーセンター チーフエバンジェリスト 福本 勲氏(左)
株式会社ローランド・ベルガー パートナー 小野塚 征志氏(右)

まずは「可視化」からはじめよ

東芝 福本 勲 氏(以下、福本氏):まずはじめに、カーボンニュートラルとは何か、なぜ必要なのかを整理したいと思います。カーボンニュートラルは、温室効果ガス(GHG)を排出した分の、貯蔵、分離、回収などをしてネットゼロ=プラスマイナスゼロをめざしていく取り組みです。その背景には、進行する地球温暖化があります。

 その取り組みは全世界的に広がり、対外的な開示が求められています。たとえば、自動車のサプライチェーンの場合、部品サプライヤーは自動車メーカーに部品を収めるだけではなく、製造工程でどれだけGHGを排出したのかを報告しなければなりません。また、自動車メーカーも、お客様の運転によって、どれだけGHGを排出するかを算定する責任も問われます。さらに、サプライヤーから部品の供給を受けた時に、どれだけ累積で排出してきたか報告する必要があります。

 製品の輸送、廃棄から、ホワイトカラーの移動に伴うGHGの排出まで、サプライチェーンに紐づく関係者と取引先すべてのGHGの排出を意識する必要が生じます。

 たとえば、Appleは2030年までに脱炭素化を実現する目標を掲げて、サプライヤーに対しても省エネルギー化と再生可能エネルギー利用を求めています。こうした企業と取引を継続するための、カーボンニュートラル化への要求は今後ますます高まると思いますが、小野塚さんはどのように見られていますか?

増加する脱炭素化を図る企業 updataDX22での公開済プレゼン資料より
増加する脱炭素化を図る企業 updataDX22での公開済プレゼン資料より [画像クリックで拡大]

ローランド・ベルガー 小野塚 征志氏(以下、小野塚氏):最終的には、GHGの排出をなくすことがゴールですが、そのための前提条件があると思います。「今どれだけGHGを出しているか」が見えないと取り組みは進められないということです。そのため、われわれがコンサルティング会社として提案しているのが、1)排出量を「可視化」する2)削減の施策を進める3)どうしても削減できない分は、最終的にはカーボン・オフセットで埋め合わせをする、という3つのステップです。まずは、可視化することが重要です。その場合、Scope1(事業者の直接排出)Scope2(他社から供給された間接排出)という自分たちが見えている範囲だけでなく、サプライヤーも含めた全体として、どう可視化するかがポイントとなります。

次のページ
企業価値向上のためのカーボンニュートラル

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

翔泳社 メディア事業部。同志社大学卒業後、人材採用PR会社に就職後1994年から翔泳社に参加。以後、翔泳社の各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、嘱託社員の立場でEnterpriseZineをメインに取材・編集・書籍などのコンテンツ制作に携わる。 趣味:アコギ、映画鑑賞。...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/17038 2022/12/20 09:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング