東芝インフラシステムズは、物流ソリューション事業拡大に向けたバリューチェーン強化のため、ムシニーと戦略的業務提携契約を締結し、同社に出資すると発表した。
ムシニーは中国蘇州市に拠点を持ち、物流施設や工場他で活用できる棚搬送ロボットや、各種搬送、区分ロボット等を持ち、海外売上比率が50%以上の実績がある企業。
東芝インフラシステムズグループは現在、画像認識技術やロボティクス技術を応用したピッキングロボット、デパレタイズ(荷降ろし)ロボットを開発し、さらに人と機械の倉庫業務を最適化するWES(Warehouse Execution System)を製品化している。今回のムシニーとの提携を機に、補完性を活かした製品ラインアップの拡充と販売網の拡大、バリューチェーン強化による安定供給の実現を図るという。さらに、将来に向けた高付加価値製品の創出を視野にいれた関連製品開発に取り組むなど、ロボティクス・物流ソリューション事業の強化を進めるとしている。
今回のムシニーとの戦略的提携により、世界各国で急増する物流ソリューション市場において、2030年度売上高250億円を目指すという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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