ブラックラインは、アビームコンサルティングが、グローバルビジネスの拡大に対応する財務経理の業務基盤として「BlackLine」を導入し、稼働したと発表した。
導入の背景として、アビームコンサルティングの財務経理部門は、業務をデジタル化し、組織全体のナレッジを蓄積するプラットフォームの構築が必要だと判断したという。そこで、請求業務や入金業務などの財務経理のオペレーション全般を効率化したい現場の視点と、グローバルでの業務の可視化と標準化を目指すマネジメント視点の両方のニーズを満たすソリーションとしてBlackLineが採用された。
BlackLineの導入では「タスク管理の導入」「仕訳入力とマッチングの導入」「勘定照合と差異分析の導入」の3つのステップで進めたという。ベースになる部分の開発では、BlackLineに知見のある社内のコンサルタント部門の協力を得ながら行い、実業務への展開は財務経理部門主導でプロジェクトを進めたとしている。
アビームコンサルティングの財務経理部門は今後、BlackLineの活用方法の高度化と適用範囲の拡大に取り組みながら、海外子会社への横展開を進める予定だという。
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