Cloudflareは、オンライン不正検出市場への参入を発表した。同社は、機械学習モデルとグローバルな脅威インテリジェンスを搭載した「Cloudflare Fraud Detection」を開発し、アカウントや支払いに関する不正行為を阻止すると同時に、その背後に存在するロボットや人間を自動的かつ世界規模でブロックするという。
Cloudflareのグローバルネットワークは、100ヵ国以上の285を超える都市に広がり、世界規模のオンライン小売業、金融機関、決済プロバイダーなど、数百万ものWebサイト、API、モバイルアプリケーションを支えている。このネットワークを活用して、オンライン詐欺の脅威を理解できるリアルタイムの検出モデルCloudflare Fraud Detectionを開発したのだという。
同モデルは、Cloudflare製品で観測される様々な脅威アクティビティを総合的に判断する。企業が使用することで、詐欺のトランザクションをリアルタイムにブロックするなど、直ちに行動を起こせるようになるとした。
Cloudflareの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるマシュー・プリンス(Matthew Prince)氏は次のようにコメント。「Cloudflareは、オンラインにおけるユーザーの保護に関して、顧客から長年の信頼を獲得してきました。今後、オンライン不正検出に取り組み、その信頼をより強固なものにしていきます」。
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