ガートナージャパン(以下、Gartner)は、世界のデータ/アナリティクス(D&A)リーダーを対象に実施した最新の調査結果を発表した。
本調査によれば、D&Aチームが組織に効果的な価値を提供していると考えるD&Aリーダーの割合は、半数に満たない44%という結果となった。
今回の結果を受け、同社シニアディレクターアナリストのドナ・メデイロス氏は、次のように述べている。
「D&Aは、ステークホルダーの利益を追求する役割を担っています。最も成功しているCDAOは、経営幹部としての存在感を示し、データ・ドリブンにビジネス実績を獲得する、俊敏性が高く戦略的なD&A組織を構築することで、同業他社を凌駕しています」
調査では、経営幹部としてのリーダーシップの特性17項目について、自己評価で「効果的」または「非常に効果的」と回答したD&Aリーダーの多くが、組織とチームの実績が高いと回答。
また実績がトップ・クラスのD&Aリーダーの43%は、「プロフェッショナルとしての自身の能力開発に時間を割くことが有効である」と回答している一方で、実績が低いリーダーで同様に回答した割合は19%となっている。
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