SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

日本郵船、「ASTERIA Warp」導入で社内システム連携 開発工数を約6分の1に削減

 アステリアは、「ASTERIA Warp」(以下、Warp)が、日本郵船に採用されたことを発表した。

 日本郵船は、海上・陸上・航空における輸送に対応し、国内外350以上の港に運航船舶を乗り入れている総合物流企業。同社では、荷物の安全で効率的な輸送に向け、デジタル技術やデータを活用したDXを推進するなか、部署ごとにオンプレミスで個別運用していた海運事業システムの老朽化が課題になっていたという。

 そこで、新たな基幹システムとして運航管理業務を支援するSaaS型クラウドシステム「Veson IMOS Platform」(以下、VIP)を導入し、社内のシステムを集約。運用を開始するにあたり、日本郵船のグローバルビジネスを支える既存の会計(以下、SAP)/船舶動静/自動船管理などの各々のシステムと、VIPとのデータ連携基盤の開発準備を進めていた。

 既存システムとの統合・連携をスムーズに実現するデータ連携ツールを検討する中、ノーコードでデータ連携基盤を開発可能なWarpに着目。100種類以上のサービスとの連携に対応するアダプターが、各種クラウドサービスや基幹システムとの連携に加え様々なデータの統合を実現することや、データ加工にも対応できることから、採用を決定したという。

 これにより、既存システムとVIPとのデータ連携基盤を、新入社員を含めた4名のチームがノーコードで開発。データのマッピング、デバッグ機能、開発エンジニアが集うアステリアのユーザーコミュニティ「AUG」などの活用により、プログラミングスキルを用いずにデータ連携基盤を構築できたとしている。

 また、VIPのCO2排出量計測データとSAPの燃料や貨物内容などの会計データを連携・分析することで、個々の運送に関わるCO2排出量の算出も可能になったとのこと。現在までに、約1年の期間で約60の処理を担う連携基盤を開発するなど、同社での主流となるJavaのスクラッチ開発と比較すると、開発工数を約6分の1に削減しているという。

システムイメージ<br/>[画像クリックで拡大表示]
システムイメージ
[画像クリックで拡大表示]

 日本郵船は今後、社内の様々なシステムに蓄積されたデータを利活用していきながら、データドリブン経営の推進にも取り組んでいく方針だとしている。

【関連記事】
アスエネとアステリア、販売パートナー契約を締結 SAPなどと自動連携し、正確なCO2排出量の可視化へ
アステリアの「Gravio」が石川記念会HITO病院に導入、院内「3密」回避を実現
アステリア、「Platio」のAndroid版を発売、京セラの倉庫業務IT化でも活用

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/18066 2023/07/12 15:35

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング