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KDDI、シスコ、富士通の3社、電力使用量を約40%削減したメトロネットワークの本格運用を開始

 KDDI、シスコシステムズ(以下、シスコ)、富士通の3社は、10月1日にIPレイヤーと光伝送レイヤーを融合した地域網内ネットワークであるメトロネットワークの本運用を開始した。

 同メトロネットワークでは、WDM(波長分割多重)用光信号を直接送受信することが可能なシスコ製ルーター「NCS5500」シリーズと、オープンインターフェースで他社製品と接続が可能な富士通製Open Line System「1FINITY」シリーズを利用。IPレイヤーと光伝送レイヤーを融合した構成を実現したという。この構成は、ルーターとWDM用トランスポンダを接続する従来構成と比べ機器数が減っており、電力使用量を約40%削減できるとしている。また、従来の構成と比較して容量拡張が容易なため、通信トラフィックの増大に対応可能とのことだ。

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 KDDIは2021年から一部エリアのメトロネットワークにこの構成を導入。安定運用の実績が確認できたため、5G、auひかり、法人VPNなど複数のサービスを収容して本運用の開始に至ったという。

 KDDIは今後、2028年度末までにIPレイヤーと光伝送レイヤーを融合したメトロネットワークを全国展開していくとのことだ。

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