コンカーは、京都中央信用金庫の間接費管理基盤として「SAP Concur」が採用されたことを発表した。
京都中央信用金庫は、2005年から既存の経費システムを運用開始し、ハードやOS、開発言語のサポート終了時期が迫っていたことや、スクラッチ開発のため各種法令や制度などに自社で対応する必要があるといった課題をもっていたという。そこで、法改正対応に関するサポート、事務業務量の削減効果が高いこと、信用金庫として重要視している内部統制強化に期待できることから、SAP Concurを選定したとしている。
同信用金庫は、2023年8月より職員2,423名で利用を開始。経費精算・請求書業務のプロセスが60%~70%削減したことに加え、コーポレートカードデータの連携による誤入力・不正防止の実現、ペーパレス対応による押印処理の廃止などの効果が出ているという。
今後は京都中央信用金庫グループ会社全体での利用を見据えており、グループ全体でのDX推進を目指していくとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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