Nutanixは、非構造化データへのランサムウェア攻撃に対する企業のサイバーレジリエンスを強化するため、「Nutanix Cloud Platform」の新機能を発表した。
新機能は、「Nutanix Data Lens」と「Nutanix ユニファイドストレージ」のソリューションで提供を開始しており、企業は脅威を検知し、被害から防御を行いつつ、リスクの出現から20分以内にリカバリプロセスを開始できるという。これらの機能はNutanix Cloud Platformの強みを基礎とすることで、複数のクラウド環境を横断して、顧客企業の機密データを保護し、セキュリティを確保するとしている。
Nutanix Data Lensは、SaaSベースのデータセキュリティソリューションであり、異常なアクティビティを特定し、ユーザーの行動を監査する。これにより、非構造化データのセキュリティとコンプライアンスのリスクを事前に評価・軽減できるという。新機能の特徴は以下のとおり。
- ランサムウェアを20分以内に検知・ブロック:検知と自動対応を組み合わせることで、攻撃をブロックし、ランサムウェアの影響を最小限に抑える。企業の非構造化データを保護するセキュリティレイヤーが追加され、データの損害を軽減できる
- ランサムウェアの1クリックリカバリ:Nutanix Data LensとNutanix ユニファイドストレージは、前回正常起動時のスナップショットを特定し、スナップショットからその部分を自動リカバリする。自動リカバリまたはガイド付きの手作業リカバリのいずれかを活用することで、顧客企業は通常業務をリカバリできる
- パーミッションの可視性とリスクの可視化:顧客企業は複雑なパーミッション構造を理解し、各種構成を監査して、効果的にリスクを評価できる
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