ニュータニックス・ジャパン(以下、Nutanix)は、農林中央金庫が「Nutanix Cloud Platform」を採用したと発表した。これにより、共済および信用業務のタブレット端末の標準化が実現したという。
農林中央金庫は、渉外活動サポート用のタブレット端末を使った運用基盤の開発を進めてきた。この基盤は、全国の渉外担当者約18,000人が同時に利用できる閉域網の大規模基盤と、投資信託などの提案活動に向けたWeb閲覧を可能にするためのインターネット接続用の中規模基盤の2つから構成されている。
同行はインターネット接続用の中規模基盤について、当初は必要最小限の構成を構築し、利用台数の増加による拡張やアプリケーションの追加導入による拡張が対応可能なNutanix Cloud Platformを採用したという。
同プラットフォームの採用により、農林中央金庫はアプリケーションの数を段階的に増加し、サービスの機能強化を図ることができたとしている。
同行は、タブレット端末基盤が約4年稼働しておりライフサイクルの終了が近づいたため、基盤の更改を検討しているという。今後、インターネット接続用の中規模基盤だけでなく閉域網の大規模基盤も含め、渉外担当者が利用するタブレット端末向けの両基盤にNutanixを採用する予定だとしている。
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