SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

侵害対応にかかる平均年間コストは534万ドル──バラクーダが「サイバーノミクス101」発表

 バラクーダネットワークスジャパンは、サイバー攻撃の背後にある経済的な力と利益目的を調査した「Cybernomics(サイバーノミクス)101」について、調査結果を発表した。

 同調査は、同社がポネモンインスティチュートと共同で実施したもの。従業員数100〜5,000人の組織におけるセキュリティ担当者1,917人を対象としているという。

 同調査によると、侵害への対応にかかる平均年間コストが500万ドルを超えていることが明らかになった。また、回答者の50%は、AIによってハッカーがさらに多くの攻撃を仕掛けられるようになると考えており、同調査ではハッカーが生成AI(GenAI)技術を使用して攻撃量、攻撃の質、効果を増大させる方法を模索していることに対しても警鐘を鳴らしている。

侵害への対応にかかる平均年間コスト
[画像クリックで拡大表示]
生成AIによってハッカーが受ける恩恵
[画像クリックで拡大表示]

 さらに、回答者の71%が過去1年間にランサムウェア攻撃を経験しており、61%が身代金を支払ったことも明らかになった。同レポートでは、倫理的ハッカーと認定された調査回答者から、最も広く使用されている攻撃ベクトルや、攻撃者にとって最大の利益をもたらす可能性のある攻撃ベクトルに関する洞察を得ているという。

 同調査では、成功のモデルとなる「ハイパフォーマー」が実施している行動や実証済みのセキュリティ対策を特定し、あらゆる組織が攻撃を効果的に特定、阻止し、攻撃から回復するのに役立つベストプラクティスを示しているとのこと。個々のセキュリティツールやソリューションに依存するのではなく、セキュリティにプラットフォーム・アプローチを採用すること、機密データへのアクセスを許可された個人のみに限定するために特権アクセス権を導入すること、セキュリティ・インシデント対応計画を作成すること(そして定期的にリハーサルを行うこと)などが含まれるとしている。

 バラクーダのCTO Fleming Shi氏は、次のように述べている。

 「サイバーノミクス101の調査は、組織がデータ侵害に苦しむ厳しい現実を浮き彫りにしていますが、無力ではないことも強調しています。ランサムウェアも鍵となっています。これらのシナリオに今から備えることで、組織はこのようなインシデントの影響とコストを大幅に削減できます」

【関連記事】
ランサムウェアで身代金を支払いがちな組織、より繰り返し被害を受ける傾向に バラクーダが調査結果を発表
メール攻撃からの回復コストは平均で100万ドル以上に バラクーダが調査結果を発表
バラクーダがランサムウェア攻撃の調査レポートを発表 Lockbitなどの攻撃事例も掲載

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19244 2024/02/19 17:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング