フューチャーアーキテクトは、東邦銀行に戦略業務系システム「FutureBANK」を導入し、同行の基幹系システムの移行にあわせて、2024年1月より本稼働させたことを発表した。
FutureBANKは、全国30行以上の地域金融機関に提供するシステムとコンサルティングサービスをもとに開発された戦略業務系ソリューション。顧客統合データベースを基盤とし、融資業務を中心に金融機関の店舗運営に必要な一連の業務サービスを統合的に提供するとしている。
フューチャーアーキテクトは、東邦銀行のIT戦略パートナーとして2020年4月から新融資業務支援システムの導入を推進。同プロジェクトでは、地銀広域連携の枠組みである「TSUBASAアライアンス」の強化と融資業務の効率化を図るため、TSUBASAアライアンス加盟行である千葉銀行、第四北越銀行、北洋銀行に導入したFutureBANKをベースに、新業務への移行を行ったとしている。
FutureBANKの導入により、融資業務における営業から稟議、契約・実行までのプロセスを整備し、様々なシステムに分散する情報を一元化できたという。これにより、一気通貫で効率的に業務を遂行できる仕組みを実現したとのことだ。また、業務に応じた画面展開や業務プロセスに沿ったナビゲーションにより、顧客情報の管理や各種案件のステータスなどを、営業店と本部でワンストップに情報共有できるようになったという。
フューチャーアーキテクトは今後、TSUBASAアライアンス加盟行での実績をベースにFutureBANK導入の共通フレーム化を進めるとともに、営業店事務のフローを統一化することでアライアンスシナジーの最大化を支援するとしている。
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